千葉県で初！脱炭素社会に向けたEVトラック導入の記念式

脱炭素社会に向けた重要な一歩

2025年9月26日、千葉県松戸市で生活協同組合パルシステム千葉によるEVトラックの納車式が行われました。このイベントは、パルシステムが目標に掲げる2050年までのカーボンニュートラルを実現するための重要なステップです。この日、会場で納車されたのは、いすゞ自動車株式会社が製造した「ISUZU ELFmio（エルフミオ）」というモデルで、これが同グループの9台目のEVトラックとなります。

EVトラックの特徴とは？

「ISUZU ELFmio」は、普通免許を持つドライバーでも運転可能なトラックです。この車両は特に、ドライバーの表情を見て異常を検知する「ドライバー異常時対応システム」を搭載しており、事故を未然に防ぐための最新技術が盛り込まれています。納車式では、この新しいトラックの特徴や操作方法に関する詳細な説明がいすゞ自動車の担当者から行われ、関係者たちはその革新性に関心を寄せました。

環境への配慮

パルシステム千葉は、EVトラックの導入によって、配送の際の二酸化炭素（CO₂）排出量を大幅に削減することを目指しています。納車されたトラックは、振動が少なく静音性に優れているため、住宅地での宅配便に戸惑いなく使用できるという特長を備えています。このような特性はパルシステムの物流体系にとって非常に重要であり、利用者にとってもありがたい配慮です。

また、再生可能エネルギーを利用して充電を行うことにも力を入れており、配送・物流センターの約70％で太陽光発電を活用できるようになっています。これにより、持続可能なエネルギーの使用を推進し、クリーンな未来に向けて確実に進んでいくという意志が感じられます。

先進事例の紹介

パルシステム千葉に先行して、パルシステム東京と神奈川では、すでにEVトラックが導入されており、合計で8台が運用ネットワークに参加しています。これらの成功事例を参照しながら、パルシステム千葉は新たに導入した「ISUZU ELFmio」の性能を最大限に引き出し、さらなる脱炭素化の目標を追求していく予定です。

納車式の様子

納車式には、いすゞ自動車の関係者やパルシステム千葉の役員が参加し、互いに祝し合う温かな雰囲気が広がりました。式典の中では、鍵の贈呈とともに、実際にトラックの仕様を紹介するデモンストレーションも実施され、参加者はその性能を間近で体感することができました。また、記念撮影の時間も設けられ、参加者たちの笑顔が印象的でした。

このように新しいEVトラックの発売は、単に新しい車両を導入するだけでなく、地域社会や環境への配慮を兼ね備えた重要な施策として位置付けられています。パルシステム千葉は未来に向けてこれからも挑戦を続け、エコな物流の確立を目指していくことでしょう。