Mujinが新たにAGVラインアップを発表、製造・物流の自動化を加速

Mujinが新たなAGVを発表

総合オートメーションテクノロジー企業Mujinが、搬送ニーズに応じた新しい「MujinAGV」のモデルを発表しました。今回追加されたモデルは、それぞれ800kgと1500kgの可搬能力を持ち、製造・物流現場での自動化を楕円する重要な役割を果たします。

市場のニーズに応えるAGV

製造・物流業界では、需要の変動や人手不足、安全対策など様々な課題に直面しています。特に搬送工程では、人力に依存しすぎるため、生産性と柔軟性の確保が非常に困難です。Mujinは、こうした課題を解決するべく、単なる機械化にとどまらず、全体が連携した自律的な自動化を目指しています。その核となるのが、統合自動化プラットフォーム「MujinOS」と新たに追加されたモバイルロボット「MujinAGV」です。

新モデルの特長

800kg可搬セーフティーモデル

このモデルは、産業安全規格（ISO3691-4）に準拠した安全機能が強化されています。人と機械が共存する現場でも高い安全性を維持しつつ、ピッキングや組立ラインなどでの柔軟な搬送を実現します。

1500kg可搬モデル

こちらは、既存の800kgおよび1000kgモデルよりも高耐荷重設計を採用しており、大型パレットやバッテリーなどの重量部品の搬送に対応しています。生産ライン間での重量物搬送や倉庫の自動化をさらに拡充させることが可能です。

MujinAGVの信頼性

MujinのAGVは、特に大手自動車メーカーを中心に1,500台以上の導入実績を誇ります。その結果、約70%の企業がリピート導入を行っています。導入から運用まで、一貫したサポート体制を持ち、地域に密着した技術的なサポートにも力を入れています。例えば、トヨタ紡織株式会社では、製品の保管と搬送がDX化され、株式会社三五では無人製品倉庫の導入により物流の変革が実現しました。

全体最適の自動化DX

Mujinが独自に開発したMujinOSは、AGVや他のロボットと連携して、業務全体の自動化を実現します。この統合プラットフォームは、現場における全体最適を追求し、持続可能な製造基盤の構築を支援します。データの可視化により業務運営の効率化も図れます。

今後の展開

今回の800kgと1500kgのモデルは、「MujinAGV」ラインアップ拡充の第一弾です。お客様の製造現場の課題解決に向け、さらなるモデル追加やラインアップ強化を進め、1台からのスタートで全体最適を実現する自動化基盤を整備していく方針です。

最後に、Mujinの取り組みや新モデルについての詳細は、公式ウェブサイトをぜひご覧ください。

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