東京ファッションウィークでの新たな出発
2025年9月4日、東京で開催された楽天ファッションウィークにおいて、シュウ ウエムラがツモリチサトの35周年を祝う特別なショーのバックステージメイクアップを担当しました。このイベントは、シュウ ウエムラの豊かな色使いや質感の多様性を感じさせるものとなり、ファッションとアートが一体となった新たな表現に触れることができました。
今回のショーでシュウ ウエムラのメイクアップを指揮したのは、国際的アーティスティックディレクターのuchiid氏です。彼は14年間にわたってツモリチサトのメイクを担当し、実力派アトリエアーティストのyang氏とomori氏と共に、ダイナミックで感情豊かなコレクションを形づくる役割を果たしました。
幸せ感あふれるSS26コレクション
ショーのテーマは「パステルルック」であり、地球の美しさに敬意を表すことを意識したメイクアップが展開されました。その背景には、ツモリチサトが持つ「ハッピームード」という強いメッセージがあり、大きなデイジーや花、魚、虹など多彩なグラフィックやモチーフがランウェイを彩りました。このように、色とりどりのビジュアルが組み合わさることで、より一層ツモリチサトの独自の世界観が際立っていました。
ショー15年ぶりの開催
ツモリチサトにとっては、パリでの2018-19年秋冬コレクション以来、約7年ぶりのショー形式での発表となりました。ファッションとメイクアップの融合は、観客に新しいインスピレーションを提供する素晴らしい機会となりました。uchiide氏は「このレトロなSFにインスパイアされたメイクは、パステルカラーを用いて、コレクションを通して表現される地球の美しさに敬意を表しています。ツモリチサト様、35周年おめでとうございます!」と語り、喜びを表現しました。
経歴を超えた美の探求者たち
シュウ ウエムラのメイクアップ技術は、単にメイクを施すだけではなく、アートの一部として表現されます。このようなアプローチは、シュウ ウエムラの創始者である植村秀氏から受け継がれてきたもので、美しい素肌からはじまるメイクアップという理念は、今日でもそのまま反映されています。
特に注目すべきは、シュウ ウエムラが日本初の国際的に有名なメイクアップアーティストブランドとして位置付けられるようになった背景です。豊かなカラーバリエーションや、高度な技術で知られ、業界の中で高い評価を受けています。
また、今回のショーでは、たくさんのモデルたちが個性豊かにそれぞれの魅力を発揮し、観る者を魅了しました。各モデルはシュウ ウエムラのメイクアップにより、自らの存在をより一層引き立てられていました。
ご紹介のスタッフたち
今回のショーには多くの才能あるスタッフが関わっています。デザイナーの津森千里氏をはじめ、スタイリストのJohn Hullum氏、フォトグラファーのYuji Watanabe氏(Perle management)、ヘアスタイリストのTAKE氏(3rd)など、各々が持てる力を結集してこの特別なショーを実現しました。このように、ショー全体が協力のもとで成り立っている様子が感じられるのは、イベントの特徴でもあります。
まとめ
シュウ ウエムラが手がけたツモリチサトの35周年記念ショーは、ファッションだけでなくメイクアップアートの新しい可能性をも示すものとなりました。多様な色彩と感性が溢れるこの舞台は、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。東京ファッションウィークでのこの特別な瞬間を、ぜひ次回もご覧ください。