株式会社明治が発表した価格改定のお知らせ
株式会社明治は、2025年7月1日以降、様々な乳製品に対して価格改定を行うことを発表しました。これは、世界的な原材料の需要増加や人手不足、エネルギーコストの上昇などが背景にあるとされています。今後の価格上昇に対応するために必要な措置とされており、約184品目に及ぶ影響があります。
対象商品と改定スケジュール
明治が今回価格改定の対象とした製品は、主に以下のカテゴリーです。詳細は以下の通りです。
- - チーズ: 16品目
- - バター・油脂類: 7品目
- - ヨーグルト: 60品目
- - 牛乳: 13品目
- - 飲料: 19品目
- - プロテイン飲料: 15品目
- - 宅配専用品: 23品目
- - アイスクリーム: 20品目
- - 常温クリーム類: 3品目
- - スープ: 8品目
合計184品目に上ります。
価格改定については以下のスケジュールで実施されます。
- チーズ: 約3~4%の改定
- バター・油脂類: 約3~11%の改定
- ヨーグルト: 約2~17%の改定
- 牛乳: 約2~17%の改定
- 飲料・プロテイン飲料: 約3~9%の改定
- アイスクリーム: 約5~9%の改定
- 常温クリーム類: 約10%の改定
- スープ: 約10~12%の改定
原因と今後の取り組み
明治では原材料費の高騰が続いているため、これを吸収するために様々な対策を講じているとのことですが、それでも現状の価格での販売が難しいとの判断を下した結果、今回の価格改定に至ったとしています。特に、飼料価格の高騰が生乳の生産コストを押し上げていることが直接的な要因です。
また、9月1日からは特定のチーズ商品の内容量を変更することも発表されています。具体的には、サンモレクリームチーズデザートの内容量が100gから80gに変更されるなどです。
消費者へのお願い
消費者に対して、明治は「今後も安全で高品質な商品を提供できるよう努めてまいります」とし、理解を求めています。商品の価格改定に際しては、一覧表で詳細を確認することが可能です。
明治では、これらの対策を通じて、持続可能な製品提供を目指していく考えを示しています。
こうした改定は、消費者の日常にも影響を及ぼすため、しっかりとした情報収集が求められます。引き続き最新情報を注視していきたいところです。