AIを活用した英文IR支援システム「OWLBASE」が新たな展開を果たす
One World Link株式会社が2025年9月12日に投入する英文IR支援システム「OWLBASE」は、企業のIR活動を根本から変える新たなツールです。特に、上場企業が国内外で直面する英文IRの課題を解決するために開発されたこのシステムは、翻訳精度や迅速な情報開示の面で新しいソリューションを提供します。
英文IRの現状と課題
近年、海外機関投資家からは「英語表現が不自然」「情報が伝わりにくい」という指摘が増えていることが明らかになっています。これに対処するため、IR部門は限られたリソースで差し迫った情報開示に対応する必要がありますが、翻訳コストの増加やAI翻訳の限界が大きな障害となっています。また、2025年4月からはプライム市場における日英同時開示の義務化が進み、ますますスピードと正確性が求められる状況です。
OWLBASEの革新性
OWLBASEは、長年の英文IR支援の知見を基に、AI技術とナレッジデータベースを組み合わせて開発されました。独自のナレッジデータベースに登録されたIR文書を元にAIが一次ドラフトを迅速に作成します。これにより、投資家が理解しやすい英文IRを実現するための基盤が整います。
主な特長
1.
AIによるスピード
AIが迅速に一次ドラフトを用意し、決算短信やプレスリリースの速報性を確保します。担当者はこの結果を反映しつつ、戦略的なメッセージ作成に集中できるようになります。
2.
ナレッジデータベースの活用
これまでに発表されたIR文書をナレッジ化し、一貫した用語と表現の管理が行われます。翻訳が常に最新の状態に保たれ、すべての開示資料が安定した品質を享受します。
3.
専門家レビューによる品質保証
金融・証券・会計分野に精通したネイティブ翻訳者によるレビューが行われ、AIでは捕らえられないニュアンスを補います。結果として、国際水準の説得力ある英文IRが実現するのです。
4.
投資家視点の最適化
OWLBASEは単なる直訳にとどまらず、投資家にとって有意義な情報となるように最適化されます。これにより、グローバル市場での信頼関係を築くことが可能となります。
代表取締役のコメント
One World Linkの代表取締役である大松澤実絵氏は、OWLBASEの開発背景を通じて、IR担当者が直面するスピードと正確性の課題について言及。「AIの活用と当社が15年以上蓄積してきたIRの知識を融合させることで、企業独自の英語表現を管理し、日本のIR活動をグローバルに進化させていく所存です」と語っています。
今後の展望
OWLBASEは、初めに東京証券取引所プライム市場上場企業に導入を拡大し、その後はアジアや欧米市場におけるグローバルな投資家との関係構築を強化していく予定です。
OWLBASEにより、日本企業のIR活動がより効率的で透明性の高いものになることが期待されます。そして、将来的にはAIを基盤にしたIRコミュニケーションプラットフォームとしての発展も視野に入れています。
詳細な情報は公式ウェブサイト
OWLBASEをご覧ください。
会社概要
- - 会社名:One World Link株式会社
- - 代表者:代表取締役 大松澤実絵
- - 本社:東京都江東区東雲1-9 Building 16 202
- - 設立:2012年2月21日
- - URL: One World Link
本件に関するお問い合わせ先
One World Link株式会社 広報担当
E-mail:
[email protected]