TCJ KIDSの新たな挑戦
東京都新宿区に位置するTCJ日本語学院は、外国にルーツを持つ子どもたちに向けた新しい日本語教室「TCJ KIDS」を開講します。この教室は、2025年11月から始まりますが、それに先がけて「無料モニター募集」が行われています。2023年9月16日から10月31日まで、参加を希望する子どもたちのモニターを受け付けるとのことです。
TCJ KIDSの目的
この新しい教室は、放課後の時間を使って外国の子どもたちが安心して日本語に触れ、日本文化を理解する助けとなることを目的としています。在留外国人が増加する中、日本語や文化に不安を抱える家庭が多く見受けられることで、日本社会での生活に直面する課題を解決するための取り組みです。
TCJ KIDSは、約4,000人以上の外国人に日本語教育を提供してきたノウハウを活かし、子どもたちの日本語能力向上を支援します。これにより、保護者の日々の子育てや将来の国内進学への不安を和らげ、多文化共生の地域社会を構築することを目指しています。
無料モニターの詳細
- - 期間: 2025年9月16日~10月31日
- - 開催日時: 毎週火曜日・水曜日、15:00~16:00
- - 場所: TCJ日本語学院(信濃町トーシンビル)
モニター参加にはいくつかの条件があります。まず、自らで信濃町校に来校できることが前提で、送迎やおやつのサービスは提供されません。また、モニター期間中には、各種SNSやサイトへの写真・動画の撮影に協力いただけることも求められます。定員は5名となっており、希望者は指定のフォームから応募する必要があります。
日本語教育のニーズ
最近、日本は人口減少社会に突入していますが、その一方で在留外国人は年々増加しています。2024年末には約376万人、その後2070年には939万人規模になると予測されています。これには多くの子育て家庭が含まれており、日本語や文化の壁に悩むケースが数多く存在します。
TCJ KIDSは、TCJ日本語学院がこれまで培ってきた日本語教育の専門性を活かし、完全日本語環境でのアクティビティを通じて自然な形で日本語が身につく場を提供しています。国際規格ISO 29991に認定された日本語学校が運営しているため、教育内容の質も保証されています。
子どもたちの未来を切り拓く
TCJ KIDSは、外国から来た子どもたちが日本語を楽しみながら学び、日本社会で自らの未来を切り拓く手助けを行います。教育の現場で、子どもたちが安心して過ごせる環境を提供することで、家庭や学校、地域社会のつながりを深め、多文化共生の社会の実現に寄与します。
TCJ日本語学院の理念
TCJ日本語学院の中澤匠学院長は、「日本語に触れる時間が限られることで困難を抱える子どもたちをサポートしたい」と語っています。国境を越えた子育ての重要性を認識し、すべての子どもが平等に育つ権利を守るための取り組みを進めています。TCJ KIDSを通じて、子どもたちに豊かな学びを提供し、将来の希望を創出する事業に尽力していきます。
詳細については、TCJの公式サイト(
https://tcj-education.com/work-life-japanese/course/tcj-kids-after-school-program/)をご覧ください。