ティップネスが宝塚市と健康プログラムの協定を締結
関東・関西・東海地区を中心にフィットネスクラブを展開する株式会社ティップネスが、兵庫県の宝塚市と「災害時における健康プログラムの実施に関する協定」を結びました。本協定は、災害発生時に避難所や応急仮設住宅で市民の健康を守ることを目的としています。
この協定の締結は2025年1月31日に行われ、ティップネスの代表取締役社長・岡部 智洋氏と宝塚市長・山﨑 晴恵氏が出席しました。この取り組みは、2025年の阪神淡路大震災から30年目にあたる年に行われており、早期の災害対策に向けた重要なステップと位置づけられています。
ティップネスは、地域社会に開かれたフィットネスクラブを目指す「OPEN TIPNESS」という活動を推進しており、地域住民への運動や健康情報の発信にも力を入れています。この協定締結もその一環であり、地域連携を通じて健康で快適な生活環境を提供することを目指しています。
過去20年にわたり宝塚市内でフィットネスクラブを運営してきたティップネスでは、市民に向けた救命講習や大運動会、防災に関する講座など、幅広い健康促進のイベントを実施してきました。そのため、今回の協定も自然な流れとして受け入れられるものとなっています。
災害時には避難者が共同生活を送るため、体調を崩すことが心配されます。ティップネスのインストラクターは、専門知識を持ったプロとして被災者のもとに赴き、健康プログラムを実施します。運動不足を解消し、心身の機能を維持・回復するためのサポートが行われることで、避難生活が長引いた際も健康を保持できるよう努めることが狙いとなっています。
宝塚市の山﨑市長も「避難所で共同生活をする中で、体調を崩す方もいる中、この協定を結んでいただけたことを嬉しく思っている」とコメントしています。健康プログラムの導入により、多くの市民が、避難生活を経ても健康に生活できる機会を得られることを期待しています。
ティップネスの岡部社長も「2005年からの運営を経て、運動を通じた地域の人々の健康を支えるため、本協定が書面上だけでなく実際の運用で効果をもたらすよう尽力する」と述べ、地域社会へのさらなる貢献を強調しました。
本協定は、災害時の健康維持において重要な役割を果たすと同時に、今後の災害対策や健康施策のモデルケースとなることが期待されています。
協定の主な内容
- - 災害時における避難所や応急仮設住宅での健康プログラムの実施
会社概要
代表取締役社長:岡部 智洋
本部所在地:東京都千代田区四番町5-6日テレ四番町ビル1号館3階
創立:1986年10月
店舗数:直営143店舗、フランチャイズ3店舗、受託施設11施設
公式ホームページ
この取り組みが、多くの地域住民に良い影響を与えることを期待しています。