AI時代に即したエンジニアスキル評価を実現
株式会社ハイヤールーは、エンジニア組織向けのプラットフォーム「HireRoo」を通じて新機能「実践形式」を公開しました。この機能は、エンジニアのスキルをより適切に評価するために開発されたもので、特に生成AIを利用したコーディングスタイルに対応しています。
実践形式の特長
「実践形式」では、候補者が特定のGitHubリポジトリをクローンし、与えられた課題に基づいてコードの実装や修正を行い、プルリクエストを送信します。従来のオンラインエディタでの解答形式ではなく、より実務に近い環境でエンジニアのスキルを評価できるよう設計されています。
評価の3つの軸
1.
コーディング力:命名規則や可読性、再利用性といったコードの質
2.
チーム開発力:コミットの粒度、一貫性のあるメッセージ、プルリクエストの説明の仕方
3.
要件対応力:与えられた要件をどれだけ満たしているか
これらの評価に加え、生成AIによる定性的な評価コメントが自動で生成され、エンジニアのスキルを多角的に可視化します。また、回答時間やコミット数、コードの差分を含む情報も提供され、採用選考における素材として役立ちます。
背景と必要性
生成AIの急速な普及に伴い、企業がエンジニアを見極める作業は難易度を増しています。「実践形式」によって、実際の開発環境に即した評価が可能になり、より質の高いスキルの可視化が実現されています。今後は、既存のコードの修正や生成AIの活用度を測定するプロセスも新たに導入予定です。
ハイヤールーの展開
「HireRoo」は、スキル面接を通じて企業の採用基準を刷新し、エンジニア採用におけるミスマッチを防ぐためのツールとして活用されています。これまで、エムスリーやfreee、SmartHRなど200社以上に導入され、累計選考数も50,000件を超えています。採用管理システム『sonar ATS』との連携によって、さらに多くの企業で利用されています。
受賞歴と未来の展望
ハイヤールーは「HONGO AI 2023 最優秀賞」や「ICCサミット FUKUOKA 2023 SaaS RISING STAR CATAPULT」など、多数の賞を受賞しています。企業の採用力と技術力を引き上げるため、今後も革新的なサービスを提供していく予定です。
会社概要
- - 会社名:株式会社ハイヤールー
- - 所在地:東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル2F-C
- - 代表者:代表取締役 葛岡 宏祐
- - 設立:2020年12月10日
- - 事業内容:インターネットサービスの企画・開発
新しい採用の形を目指すハイヤールーの挑戦に、今後も目が離せません。