渋谷区立中幡小学校の未来を考える探究活動が始動-子どもたちの創造力を育む取り組み

渋谷区立中幡小学校での挑戦

渋谷区の中幡小学校では、企業教育研究会（ACE）とアウモ株式会社が連携し、6年生を対象に「シブヤ未来科」を通じた探究活動が行われています。この活動は、地域の魅力を再発見し、子どもたちの創造力を育くむことを目的としています。

取り組みの背景

令和6年度から始まるこの探究活動は、渋谷区内のすべての公立小中学校で実施されます。特に午後の授業時間を利用し、地域社会との協力を重視した特色ある学びが展開されます。この中で、ACEはアウモとの連携を深め、特に中幡小学校においてプロジェクトを進めています。

実施期間は2024年の10月から12月までの約2ヶ月。子どもたちが地域の方々と意見を交わしながら、「魅力ある街づくり」というテーマについて考える機会が設けられています。ACEの大学生ボランティアも参加し、授業支援だけでなく、フィールドワークやインタビューにも同行してサポートを行っています。

子どもたちの探究心を育む

この探究活動では、子どもたちの自主性を尊重しながら、彼らが掲げる課題への解決策を一緒に考えます。具体的には、地域を巡ったり、住民との対話を通じて情報を集めたりします。アウモの社員の協力のもと、子どもたちはその成果を記事としてまとめ、情報サイト「aumo」で発信することにも挑戦しています。

このような取り組みは子どもたちに、実際の情報サイトに自分たちの作品を載せるという大きな目標を与え、この経験を通じて意欲的で主体的な学びの場を提供しています。子どもたちが地域に目を向け、考える力を養うことが狙いです。

ACEの役割と今後の展望

ACEは「誰もが教育に関わり、貢献できる社会」を目指し、企業とのコラボレーションを推進しています。今後も中幡小学校のように地域の教育機関と企業が手を組むことで、より多くの子どもたちに新しい発見や体験を提供できるよう努めていく予定です。

このような活動が、ただ単に知識を教えるだけでなく、実社会とのつながりを持たせることで、豊かな学びへとつながることを期待しています。子どもたちが未来を考え、創造的な発想を持つ力を育んでいくことができるこのプロジェクトは、まさに「シブヤ未来科」の精神を体現しています。