「L.Biz松山一番町」の誕生
愛媛県松山市に新たに誕生するオフィスビル「L.Biz松山一番町」は、2025年12月に竣工が予定されており、環境性能の高さで注目を集めています。このビルは、MIRARTHホールディングス株式会社およびタカラレーベングループが展開するオフィスビルシリーズ「L.Biz」の一環として、先進的な設計が施されています。
優れた環境認証を取得
「L.Biz松山一番町」は、現在注目されている建築物としての環境認証を受けました。特に、「ZEB Ready」の認証と、省エネ性能を示す「BELS」の最高ランクである「6つ星」を取得している点が際立っています。「ZEB Ready」は、年間のエネルギー消費量をゼロに近づけることを目的とした建物に与えられる認証です。これにより、快適な室内環境を維持しながら、エネルギー効率の高い建物を実現しています。
オフィスビルとしての特長
「L.Biz」は、タカラレーベンが持つ住まいづくりのノウハウを活かし、ビジネス環境にふさわしいオフィス空間を提供しています。特に中小規模の企業に対応可能なコンパクトビルとして安定した稼働が見込まれ、東京駅周辺などの都心部においても注目されています。このビルでは、1階には商業テナントが入り、2階から14階まではオフィステナントが入居予定です。
環境性能を支える設計
このビルの設計は戸田建設によって行われており、エネルギー効率を高めるための工夫が随所に散りばめられています。具体的には、高断熱化を実現するための強化された断熱材や、Low-eガラスを使用することで、外気温に対する抵抗力を高めています。また、空調機器も効率化が図られており、人の動きや床温度を感知する機能を搭載した機器が使用されています。さらに、全熱交換機やLED照明器具も導入し、エネルギーの削減率はなんと59%に達しています。
サステナブルな未来を描く
MIRARTHホールディングスは、環境への配慮を重要な課題に掲げており、今後も「BELS」認証を含む環境性能認証の取得を積極的に進めていく方針です。彼らは「再生可能エネルギーの安定供給と利用促進」をビジネスのマテリアリティにし、持続可能な社会の実現を目指しています。2024年にはMIRARTHホールディングスとしての2周年を迎え、これまでの取り組みをさらに深めるプロジェクトも進行中です。
まとめ
「L.Biz松山一番町」は、愛媛・松山の地に新たなビジネス空間を提供し、かつ環境に配慮した設計が施された先進的なオフィスビルです。サステナブルな環境を実現するこの建物は、企業の新たな働き方を支える重要な役割を果たすことでしょう。今後の竣工が待ち遠しい「L.Biz松山一番町」にぜひ注目してみてください。