母の日の感謝を俳句で表現する『母の日参り 俳壇』
日本香堂が主催する俳句公募『母の日参り 俳壇』が、今年で4回目を迎えました。このイベントは、母の日に向けて「お母さんとの心の絆」をテーマにした俳句を募集するもので、全国から多くの応募が寄せられています。
2023年の公募には、わずか20日間の期間にもかかわらず、昨年を大きく上回る2,108句が集まりました。応募締切の4月18日を経て、選ばれた4句と特別賞受賞作品の発表が行われ、特設ページにて公開されています。
選句を担当したのは、パンサーの向井慧さんとフルーツポンチの村上健志さん。選ばれた作品は、両者によってラジオ番組「パンサー向井の#ふらっと」の中で朗吟され、作品についての解説や感想も合間に語られました。特設ページでは、選ばれた作品と共に作者のコメントも掲載されています。
入選作品の紹介
以下の4句が入選し、それぞれの作品にまつわるコメントも寄せられています。
1.
母の日の 湯船の母を そっと見てよう
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村上さんのコメント: 母親と自分の年齢が重なる中で、昔とは違った感謝の形が表現されています。具体的な行動が美しい情景を思い起こさせ、感謝の念が伝わる素敵な句です。
2.
戒名を 三文字読めた 子と参り北のゆらゆら
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向井さんのコメント: 娘が難しい戒名を読み取れるようになったことの喜びと、亡き祖母への思いが絡み合う独特の感情が描かれた素晴らしい作品です。母の記憶と共に成長していく姿を感じます。
3.
「ついでだよ」 照れて母の日 参りかな
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村上さんのコメント: 大人になった子が母親に照れて伝えられない感謝の心情が表れています。亡き母への思いが込められたこの句は、親子の絆が巧みに表現されています。
4.
帰省前 母からのLINE 「舞ってます」
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向井さんのコメント: 母親の打ち間違いが、なんとも愛らしい印象を与えます。この一句から母の可愛らしさが伝わり、打ち間違いが逆に温かさを生んでいることが感じられます。
特別賞について
さらに、母の日参りのパートナーシップ企業からの特別賞も発表されました。各賞には、様々な企業への副賞が用意されており、作品への期待感高まります。特別賞に選ばれた作品も特設ページで公開されております。
特別賞受賞作品の例
- - セキサンキューッ賞: 妻となる 君と母の日 参りかな
- - PRAY for (ONE)賞: 還暦を 過ぎて朝寝を 母覚ゆ
俳句の根底にある文化の理解
『母の日参り 俳壇』は、母親を偲ぶ新たなご供養習慣である「母の日参り」に基づいており、このイベントは母の日に感謝する機会を提供するものです。リスナーには母との心の絆を再認識させる機会を与え、参加することで家族の大切さを感じられる内容となっています。
このイベントは、今後も母の日や供養の風習における文化の継承を続けていき、より多くの人々に感謝の気持ちを広げていくことが期待されています。
日本香堂の公式サイトでは、今後のイベントや俳句公募の情報も随時発表される予定です。この機会にぜひ、母の日に寄せる思いを形にしてみませんか?