渋谷の新プロジェクト
2025-06-30 13:46:32

渋谷発!子どもたちが学ぶ都市農業と地域循環の新しい試み

渋谷発!子どもたちが学ぶ都市農業と地域循環の新しい試み



東京・渋谷区で、「SHIBUYA Urban Farming Project」(SUFP)が始動しました。このプロジェクトは、キユーピー株式会社、渋谷未来デザイン、プランティオ株式会社、株式会社大広の4社が連携し、2つの小学校で実施されます。目的は、子どもたちが食を通じて地域や世界とつながり、持続可能な社会の一員として自ら考え行動する力を育むことです。

身近な食材から学ぶことの重要性



このプログラムに参加するのは、渋谷区立常磐松小学校と渋谷区立臨川小学校の5年生。6月から12月の約半年間、野菜栽培や料理企画など、多様な体験型カリキュラムが組まれています。「アーバンファーミング」や地域循環というテーマに基づき、子どもたちが自ら野菜を育て、その野菜を使って料理を作る過程を通して、生きた学びを得ることができます。

教員の声と子どもたちの成長



常磐松小学校の教員、日浦恵子先生は、「食と産業」をテーマにした学習が行われることを強調し、少人数のクラスならではのアイデアを出し合いながら実現を目指していることに期待を寄せています。臨川小学校の橋立あゆ子先生も、アーバンファーミングを通じて子どもたちが「自分の手で育てた野菜が自分たちの口に入るまで」を実感し、食生活への関心を高めることを願っています。

カリキュラム内容の具体的な取り組み



野菜の育て方を学ぶだけでなく、市販される野菜がどのように届くか、どんな料理に使われるのかの理解も深まります。子どもたちは、自ら育てた野菜を使ってレストランのシェフに挑戦し、料理体験を通じて「自己調整力」「創造力」「挑戦力」を育むことを目指しています。地域の教育機関や企業と連携しているプログラムで、専門家から直接学ぶ機会も豊富です。

地域との共創がもたらす可能性



SUFPは、地域の食育を進めるために、渋谷未来デザインが統括し、キユーピーは食育講義や調理支援、プランティオがアーバンファーミングの講義と技術協力を行います。また、株式会社大広はカリキュラムのプロデュースやプレゼンテーションの講義を担当。多様な企業が協力することで、子どもたちに充実した学びの場を提供します。

今後の展望



SHIBUYA Urban Farming Projectは、今後も地域の教育機関や企業との連携を強化し、都市における「学び」と「農」の新しい可能性を探る予定です。また、2025年秋に行われる「SOCIAL INNOVATION WEEK」での活動発表を目指し、さらなる発展を図っています。

このプロジェクトを通じて、子どもたちが新しい食文化を学び、地域の持続可能な発展に寄与する未来が描かれています。地域と企業が協力するとき、素晴らしい教育の場が生まれるという好例を、SHIBUYA Urban Farming Projectは示しています。


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