滋賀大とAI教材
2024-12-20 11:50:39

滋賀大学データサイエンス学部にてAI教材atama+が導入決定

滋賀大学データサイエンス学部におけるAI教材『atama+』の導入



滋賀大学データサイエンス学部では、AI教材『atama+(アタマプラス)』が2025年度入学生の入学前教育で活用されることが決まりました。この取り組みは、特に数学の基礎力を育成し、入学後の学びに必要不可欠な学力を身につけることを目的としています。

年内入試の増加と入学前教育



近年、大学入試において「年内入試」と呼ばれる総合型選抜や学校推薦型選抜方式を利用する学生が増加傾向にあります。2023年度の入試では、年内入試により入学した学生が全体の半数を超え、合格から入学までの期間を有効に活用することが求められています。このような背景から、滋賀大学は入学前教育の導入をを進めています。この教育は、学生が高校で学んだ内容を復習したり、専門的な知識を予習したりすることにより、入学後にスムーズに学業を進めることを可能にします。

データサイエンス学部の背景



滋賀大学は2017年に全国初のデータサイエンス学部を設立。データから新たな価値を生み出せる人材育成を目指しており、入学前教育の実施が決定された経緯には、データサイエンスに欠かせない数学の基礎能力を涵養するためがあります。『atama+』は、一人ひとりの理解度に基づいて最適なカリキュラムを提供し、入学後に必要な数学の基礎知識を効率的に習得できる教材として評価されています。

特に、対象となるデータサイエンス学部の2025年度入学生は、約3ヶ月間、指定された数学の単元を自立的に学習することになります。理解度に応じてレコメンドされる講義動画や演習問題に取り組むことで、入学後に必要な基礎学力を積み上げていくのです。

学部長のコメント



データサイエンス学部の市川学部長は「入試形態の多様化に対し、入学前教育が重要である」と認識しています。また、『atama+』を導入した理由として、スマートフォンからでも手軽にアクセスでき、個々の学習レベルに合わせたカリキュラムが自動生成される点に期待を寄せています。「学生には、入学前に必要となる数学の基礎学力を確実に身につけてもらい、大学での学びにつなげてほしい」と述べています。

滋賀大学の概要



滋賀大学は、データサイエンス学部をはじめ、国立大学として最大規模の経済学部、19の専攻を持つ教育学部を備えています。「湖国から世界へ」の理念の下、知の継承や開拓、還元に取り組み、新たな価値を創造する人材の育成に力を注いでいます。データサイエンスの分野では2025年度の入試での定員増加も予定されており、グローバルな視点での人材育成が期待されています。

AI教材『atama+』の役割



『atama+』は、教育を個々のニーズに最適化するAI教材であり、全国の多くの教育機関で導入が進んでいます。AI技術を活用し、基礎学力の習得にかかる時間を短縮することを目指しており、学生たちが社会で活躍する力を高めるサポートを行っています。

滋賀大学による『atama+』の活用は、このような時代における教育の新たな形として、他大学でも注目を集めており、今後の展開が期待されます。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: 滋賀大学 データサイエンス atama+

トピックス(習い事)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。