TSS報道奨励賞
2025-04-28 18:50:21

TSSが報道活動部門で奨励賞を受賞!老いゆく社会に迫る

TSSが報道活動部門で奨励賞を受賞!老いゆく社会に迫る



広島を拠点とするテレビ局TSSが制作したシリーズ特集『老いゆく社会』が、第62回ギャラクシー賞下期の「報道活動部門」で奨励賞に輝きました。この部門での受賞は初めてで、同特集の内容が高く評価されたことを示しています。ギャラクシー賞は日本の放送文化の向上を目的に、優れた番組や個人、団体を顕彰するもので、過去の受賞歴からも、その権威が伺えます。

高齢化する社会を映し出した特集



特集『老いゆく社会』は、平日夕方のニュース番組「TSSライク!」の一環として、約1年間にわたり放送されました。全6回にわたり、高齢化が進行する社会でのさまざまな現実にスポットを当てています。

取り上げたテーマ


  • - 高齢化する団地編: 高齢者が増える団地で、老舗の喫茶店がどのように地域の居場所を支え続けているかを紹介。
  • - 墓じまい編: 墓石の撤去が全国的に広がっている現実を掘り下げ、今後の社会における墓の役割について考察。
  • - 生前の葬儀編: 人々が生きている間に葬儀の形をどのように考えるのか、その選択肢を探る。
  • - 映画『ぼけますからよろしくお願いします』の信友監督のその後編: 作品の制作を通じて、高齢者との関係をどのように築いていくのかを描写。
  • - 徘徊編: 認知症を患う高齢者が抱える現実と、それに対して家族や社会が何ができるのかを問いかける内容。
  • - 行方不明編: 認知症の高齢者が行方不明になる問題と、地域社会の対応について考えます。

社会の変革を促す



これらのテーマを通じて、TSSは認知症の高齢者やその家族が直面する問題を掘り下げ、どのように向き合っていくべきかを問いかけています。特に、認知症の方々が自ら望む生活を送るためには、社会全体でどのようなサポートが必要かという視点を大切にしています。今後も、シリーズは続き、地域の現実に目を向けた報道を続けていく予定です。

続編の放送予定



この特集は、単なる取材や報道にとどまらず、実際に地域で生活する方々の声を反映した内容になっています。もとより、TSSは引き続きこのテーマを深掘りし、5月31日には広島出身のお笑い芸人「三浦マイルド」を取材した『お笑い芸人と認知症(仮)』が放送される予定です。この番組は、エンターテイメントを通じて認知症について考えるきっかけを提供します。

今後に期待



TSSのこの取り組みは、ただ単に情報を伝えるのではなく、受け手の心に響くメッセージを届けることを目指しています。高齢化社会が進む中で、こうした報道が社会に変革をもたらす一助となることを期待してやみません。


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