ASEAN支援訪日団
2025-11-05 14:42:22

ASEAN人材育成支援プログラムの訪日団が日本で学ぶ機会

ASEAN人材育成奨学パートナーズ支援訪日プログラム



2023年11月、日本はASEANの事務局からの訪日団を迎えることになります。この訪日団は、「ASEAN人材育成奨学パートナーズ支援(AHEAD50)」の一環として、日本とASEAN諸国の友好協力の深化を図るための重要な機会です。特に、金融統合や新産業分野に関する知見を広めることが目的となっています。

訪日団の構成


訪日団は、金融統合分野と貿易・産業・新規課題分野に分かれた2つのグループで構成されています。各グループには4名のメンバーが参加し、それぞれ異なるテーマに焦点を当て、実務や文化を通じて相互理解を深めることを目指します。

グループ1:金融統合分野


このグループはASEAN加盟国の金融統合を担う部門から選ばれた4名で、日本のサステイナブルファイナンスやデジタル経済の取り組みを学ぶことが主な目的です。具体的なプログラムは、以下のように計画されています。
  • - 11月9日:参加者来日
  • - 11月10日:公益財団法人国際通貨研究所や金融庁での講義
  • - 11月11日:財務省での講義の後、京都に移動
  • - 11月12日:京都大学での講義と茶道体験
  • - 11月13日:延暦寺を視察し、経済産業省での講義
  • - 11月14日:ワークショップと報告会を実施
  • - 11月15日:帰国

グループ2:貿易・産業・新規課題分野


こちらのグループも4名からなり、日本の先進的な産業エコシステムやイノベーションに関する学びを通じて、ASEAN間の協力を促進することを目指しています。日程は以下の通りです。
  • - 11月16日:参加者来日
  • - 11月17日:経済産業省での講義とエイブリック株式会社の工場見学
  • - 11月18日:HAL東京を視察し、京都工芸繊維大学で講義
  • - 11月19日:立命館大学での講義と延暦寺の文化体験
  • - 11月20日:アジア開発銀行での講義
  • - 11月21日:ワークショップと報告会
  • - 11月22日:帰国

目的と意義


このプログラムは、ASEAN事務局の職員に日本の政策や制度を学ぶ機会を提供することで、両地域間の人材育成と協力関係を強化することを目的としています。具体的には、サステイナブルな経済成長を促進し、地域の競争力を高める枠組みを学び、ASEAN諸国が抱える課題への対応力を養うことが期待されます。

国際交流部によると、日本の先進技術や文化に直接触れることで、参加者は新しい知識や経験を持ち帰ることになります。これにより、ASEAN地域の持続可能な発展に寄与することを目指しています。

この特別な訪問を通じて、日本とASEAN諸国の架け橋がさらに強化されることを期待しましょう。具体的な取り組みやプログラムの進行状況は、日本国際協力センターの公式サイトで随時更新される予定です。

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