大東建託が留学生専用賃貸住宅を開設
大東建託グループは、9月より東京都北区に留学生専用賃貸住宅の運営を開始します。これは、大東建託にとって初の試みとなり、外国人留学生が日本で安心して生活できる環境を整えることを目的としています。物件は赤羽駅から徒歩10分の距離に位置し、入居者募集は6月から開始される予定です。
外国人留学生の急増と住宅のニーズ
最近のデータによると、2024年5月1日現在、日本に在籍する外国人留学生の数は前年比20.6%増の33万6708人に達し、過去最多となりました。この増加に伴い、留学生向けの賃貸住宅に対する需要も大いに高まっています。しかし、日本国内では希望するエリアにない賃貸物件や、入居審査の厳しさといった問題が影を落としています。このような現状に対処するために、大東建託グループは学生が求める条件に合った住環境の整備に取り組んでいます。
留学生に優しい賃貸契約
今回の留学生専用賃貸住宅では、来日済みの留学生だけでなく、来日前の申込みも可能なシステムを導入します。契約は電子契約を前提とし、緊急連絡先には母国の家族や進学校が指定できるため、安心感が高まります。また、2016年から多言語サポートを提供しており、「いい部屋ネットインターナショナル店」も設立されてから、留学生のための生活サポートが一層充実しました。これにより、外国人留学生が日本での生活をスムーズに始められるようサポートしています。
無理のない保証サービス
大東建託グループの関連会社であるハウスリーブ株式会社は、連帯保証人を必要としない機関保証サービスを提供しています。このサービスは、入居者が保証人を探す負担を軽減し、留学生が気軽に賃貸契約を結べるように配慮されています。このように、入居手続きにおけるハードルを下げることにより、留学生が安心して新生活をスタートできるようサポートしています。
物件の概要
留学生専用賃貸住宅は、木造3階建てで全9戸の構成、1Kタイプ(18.11㎡~18.28㎡)の部屋が提供されます。各部屋には家具と家電が完備されており、賃料は96,000円から101,000円の範囲で、水道光熱費やインターネット料金も含まれます。立地は赤羽駅から徒歩10分の好立地で、新宿、池袋、高田馬場などの日本語学校まで約30分圏内と、留学生にとって便利な環境が整っています。
まとめ
大東建託グループによる留学生専用賃貸住宅の運営開始は、急増する外国人留学生に向けた重要なステップとなります。安心して生活できる環境を提供することで、留学生の住宅問題の解決に一役買い、さらなる国際交流の促進を目指しています。日本で新しい生活を始める留学生にとって、このような支援は心強い味方となるでしょう。