商船三井がCDP最高評価「Aリスト」に2年連続選定 – 環境への取り組みが評価された背景

商船三井がCDP最高評価「Aリスト」に連続選定

株式会社商船三井（社長：橋本剛、本社：東京都港区）は、イギリスの国際非営利団体であるCDPから、2024年度の最高評価「Aリスト」企業に選定されました。この栄誉は、昨年度に続いての連続選定となります。

CDPとは？

CDP（Carbon Disclosure Project）は、企業や自治体の気候変動や温室効果ガス排出削減に向けた戦略と取り組みを評価する国際的な非営利団体です。その存在は、企業が環境影響を開示し、温室効果ガスの削減を進めるための重要な基盤となっています。世界中で24,800社以上が回答した中で、商船三井はその模範として選ばれました。

サステナビリティの取り組み

商船三井グループは、持続可能な社会の実現を目指し、5つの「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定し、これを基にした「MOL Sustainability Plan」に沿って課題解決に向けた取り組みを強化しています。経営戦略の一環として、環境戦略は「BLUE ACTION 2035」として位置づけられ、具体的な排出削減経路やマイルストーンの開示も進めています。

企業理念とビジョン

商船三井は「青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらきます」という企業理念をもとに、経済的価値だけでなく社会的価値も重視しています。この理念を体現することで、全てのステークホルダーに向けた新しい価値の提供を目指しています。持続可能性を大切にする考え方は、グローバルな成長を支える大きな要素となっています。

CDP評価の背景

CDPの評価は、企業の情報開示の包括性や環境リスクに対する認識、そして野心的で意味のある目標設定が評価基準となっています。商船三井は、これらの基準において特に優れた取り組みを行っていると認められ、この結果として最高評価に至っています。

企業の責任

温暖化が進む現代において、企業の持続可能性に関する責任はますます重要視されています。商船三井は、環境への配慮を行動指針としており、今後もその取り組みを続けることで、持続可能な社会の実現に寄与していきます。また、環境問題に対する企業グループ全体の意識を高めることで、社会全体に新しい価値を提供していく姿勢を崩しません。