GTNが生活支援アプリに医療通訳機能を追加
株式会社グローバルトラストネットワークス(GTN)は、居住や就労、通信、金融に関する外国人支援を行っている企業です。最近、GTNの提供する生活支援アプリ「GTN Assistants」に、メディフォン株式会社が提供する医療通訳サービス「mediPhone」の機能が追加されました。この新機能によって、外国人のユーザーはアプリを通じて、24時間365日対応の医療通訳サービスにアクセスできるようになりました。
日本に在留する外国人は2025年6月末までに395万人に達するとされ、医療分野での支援体制整備はますます重要性を増しています。言語や制度の違いにより、日本の医療機関を利用する際は、多くの外国人が不安を抱えているのが現状です。このように、医療環境における「言葉」と「制度」の壁が、外国人の安心した生活を妨げる要因となっています。
機能搭載の背景
GTNは2006年の設立以来、外国人の生活を支えるインフラ構築に注力してきました。また、メディフォンも医療機関への多言語対応を進めるサービスを展開しており、全国の約88,000の医療機関において、外国人患者に対する受入れ支援を行っています。
今回の連携により、GTNが提供する「生活のインフラ」とメディフォンが提供する「医療のインフラ」が一体となり、外国人が日常的に医療にアクセスできる環境を整えることが可能になります。これにより、外国人が安心して日本で仕事をし、生活するための基盤が築かれることでしょう。
新機能の概要
「GTN Assistants」に追加された医療通訳機能の利用は非常に簡単です。アプリを開き、ワンタップで通訳サービスに接続が可能です。サポートは24時間365日、32言語に対応しており、医療専門の通訳者がリアルタイムでコミュニケーションを助けてくれます。生活に関する相談から医療機関での受診サポートまで、一貫したサービス提供が実現されます。
利用料金は、既存の生活相談機能と同じ月額1,650円(1ユーザー)で、手軽にさまざまなサポートが受けられます。
今後の展望
GTNとメディフォンは、この医療通訳機能の提供を皮切りに、さらなる機能拡充へと進む計画です。医療機関検索や予約機能など、「mediPhone」の全機能をアプリに実装し、より多くの外国人が安心して医療サービスを利用できる環境を整備していく予定です。両社の連携により、言語や環境の違いを越えてすべての人々が医療にアクセスできる、安心して暮らせる社会を目指します。
GTNとメディフォンが提供するこの新しい機能は、外国人が日本で生活する際の大きな助けとなることでしょう。アプリの利用を通じて、安心できる生活が実現されることを期待しています。
参考情報
GTNの「GTN Assistants」の詳細については、
こちらをご覧ください。また、メディフォンについての情報は、
こちらを訪問してください。