住宅経営戦略フォーラム2026開催レポート
2026年1月29日、一般社団法人日本優良ビルダー普及協会(JGBA)が毎年恒例の「住宅経営戦略フォーラム」をリアル及びオンラインで開催しました。今フォーラムでは、「企業価値最大化経営」をテーマに、今後の工務店が直面する地域・業態・企業の3つの格差を克服するための具体的な戦略について議論が行われました。参加者数は、リアル73名、オンライン55名の合計128名と多くの方々が集まりました。
第一部:業界リーディングカンパニーの事業戦略
第一部では、業界をリードする企業の対照的な戦略が紹介されました。ライフデザイン・カバヤ株式会社の代表、窪田健太郎氏は、注文住宅だけに依存しない多角化を推進し、2035年には売上1,000億円を目指す「コングロマリット・プレミアム」の構想を発表。 一方、百年住宅株式会社の中島雄氏は、災害に強いコンクリート住宅の優位性を強調し、工場生産パネルを活用することで大工工事を実質7日間に短縮する「令和の住宅革命」を提唱しました。
第二部:オンリーワンの成長戦略
続く第二部では、独自のビジネスモデルで成功を収めている3社が登壇しました。株式会社匠工房の関孝治氏は、若手を育てる「マイスター高校」や、AIによる業務効率化を通じて職人不足を解決する施策を紹介。株式会社オリバーの小川博司氏は、バックオフィスの共有による「連合経営」を提唱し、専門店化で地域に根ざした戦略を語りました。株式会社丸尾建築の丸尾幸司氏は、圧倒的な現場品質や動画接客の標準化によって高い紹介受注率を維持する秘訣を公開しました。
第三部:高生産性ビルダーの成長戦略
最終部では、高い生産性を誇る3社の成長戦略が共有されました。アイワホームの竹中徹郎氏は、安定したキャッシュフローを経営の基盤として説明し、ネクストワンインターナショナルの遠藤一平氏は、千葉県内でのブランド戦略を展開。株式会社マルコーホームの竹田憲秀氏は、営業手法の見直しや外部BPOの活用により無駄を削ぎ落とした組織づくりを紹介しました。
フォーラムの締めくくりとして、JGBAの田島代表理事が登場。「出会いが人生を変え、情報がその出発点である」と説き、経営者の重要な役割について再確認しました。
また、セミナー終了後の交流会でも参加者は意見交換を行い、「今回のフォーラムは非常に勉強になった」との声や、住宅業界の代表の生の意見を聴けたことに感謝する意見が多く寄せられました。
JGBAの活動
JGBAは、地域の工務店やビルダー、住宅設備関係企業が集まり、業界の活性化を目指して活動しています。今後のイベントスケジュールも公開されており、様々なセミナーや視察会を通じて情報発信を行っています。
ウェブサイトでのさらに詳細な情報をご覧の上、興味のある方はぜひ参加を検討してみてください。