見えにくさ支援野球会
2025-08-22 12:29:33

見えにくさを感じる子どもたちのための特別な野球観戦体験会が開催

見えにくさを感じる子どもたちのための特別な野球観戦体験会



2025年8月20日、東京都の明治神宮野球場で、見えにくさを抱える子どもたちを対象とした特別な野球観戦イベントが開催されました。この活動は、株式会社オープンハウスグループの社会共創活動「O-EN HOUSE PROJECT」の一環として行われ、子どもたちに新たな体験を提供することを目指しています。

イベントの背景


このイベントは、東京都が推進するパラスポーツ支援プロジェクト「TEAM BEYOND パラコネクト」の初の事例として実施されました。参加者は、視覚支援機器を使用して野球の迫力ある試合を楽しむことができ、心を躍らせながら観戦しました。これにより、見えにくさを感じる子どもたちが、スポーツを「見る」喜びを体験することを目的としています。

視覚支援機器の利用


今回、参加者が使用したのは株式会社QDレーザが開発した「RETISSA ON HAND」です。このデバイスは高精度のオートフォーカスカメラを搭載し、網膜に直接映像を投影することで、見えにくいものが見えるようにサポートします。参加した子どもたちはこの機器を活用して、東京ヤクルトスワローズ対読売ジャイアンツの試合を観戦しました。

参加者の声


見えにくさを抱える中島健太さんはスワローズの大ファンであり、今回が初めての球場観戦でした。「選手や背番号、遠くの文字がよく見えました。単眼鏡よりもぼやけが少なく、とても見やすかったです」と感想を述べました。参加した保護者からも「見えないものが見えるようになることで、子どもに自信がつき、外出する機会が増えると思います」と、その効果についての期待が寄せられました。

プロフェッショナルとの交流


観戦前には、子どもたちが「スタメンキッズ」として選手を迎える役割を果たし、試合前には花束を贈呈する機会も得ました。プロ選手との触れ合いを通じて、子どもたちは大きな特別感を感じたことでしょう。

社会的意義


オープンハウスグループは、今回のイベントが見えにくさを抱える子どもたちにとって新しい挑戦となり、自らの可能性を広げる一助となることを期待しています。このような体験を通じて、子どもたちの探求心や挑戦する意欲を育むことを応援する「O-EN KIDS チャレンジ」として、今後も継続して活動していく方針です。スポーツ観戦という普段の生活では味わえない体験を定期的に提供することで、彼らの明るい未来を支援していきます。

今後の活動


オープンハウスグループは、パラスポーツの普及や障がい者の雇用に積極的に取り組んでおり、今後もさまざまなイベントを通じて、このような経験を多くの子どもたちに届けていく予定です。子どもたちが自信と希望を持てる社会の実現に向けて、各種活動を展開していくことが期待されます。


画像1

画像2

画像3

画像4

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。