終戦の詔書特別展示
2025-08-04 19:38:57

国立公文書館で行われる「終戦の詔書」原本展示についての詳細

国立公文書館における「終戦の詔書」原本特別展示



国立公文書館が、令和7年7月19日から令和7年9月15日までの間、特別展「終戦―戦争の終わりと戦後の始まり―」を開催しています。その中で、8月8日から8月21日までの期間に、重要な歴史的文書である「終戦の詔書」の原本が特別に展示されることが決まりました。この展示は、戦争の終結を記念し、特別な意味を持っています。

開催概要



期間


  • - 特別展示期間: 2023年8月8日(金)~ 8月21日(木)
  • - 開館時間: 午前9時15分から午後5時00分まで
- 毎週金曜日は、午後8時まで開館しています。お仕事帰りにもご利用いただける機会です。
- 展示では2回の展示替え(ページ替え)が予定されています。
1. 8月8日(金)~14日(木): 修正が施された部分
2. 8月15日(金)~18日(月): 御名御璽の部分
3. 8月19日(火)~21日(木): 副署部分

場所


  • - 国立公文書館東京本館
東京都千代田区北の丸公園3-2

「終戦の詔書」について



「終戦の詔書」は、平成20年(1945年)8月15日正午に昭和天皇によって発表されたもので、戦争終結を告げる重要な文書です。この詔書は、8月14日に閣議で決定され、その後昭和天皇の肉声によって国民に伝えられました。「玉音放送」の一部として広く知られています。

修正の歴史


この詔書は、閣議で数回の修正が行われました。本来、閣議決定後に浄書(清書)作業が進められるはずでしたが、時間的な制約により、浄書作業は早期に始まりました。そのため、文書には手書きでの修正が施された箇所が多く残されています。これには、「戦局必スシモ好転セス」という文言が修正された経緯も含まれています。

展示内容



展示期間ごとの内容を詳しく見ていきましょう。
  • - 修正が施された部分(8月8日~14日):
この期間では、閣議での長時間の議論を経て修正された文言が公開されます。資料には、修正の跡が明確に示されており、歴史的な意義を感じることができます。

  • - 御名御璽の部分(8月15日~18日):
このセクションでは、玉音放送の録音に使われた内容が展示されており、特に「堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ」という言葉は、戦争の苦しみを耐える国民に対する昭和天皇の思いが込められています。

  • - 副署の部分(8月19日~21日):
最後の展示では、終戦の詔書に関わった歴史的な閣僚たちの署名が示され、特にこの中に署名した阿南惟幾大臣の壮絶な最期にも触れることができます。

特別展関連グッズのご紹介


特別展に併せて、図録の販売も行っており、「終戦の詔書」の全文をフルカラーで収めています。この図録は、戦争後の歴史や施策に関する貴重な資料が掲載されています。東京本館1階での購入のほか、郵送販売も受け付けています。

まとめ


特別展「終戦―戦争の終わりと戦後の始まり―」は、ただの歴史の展示ではありません。私たちにとって、過去を見つめ直し、未来を考える貴重な機会です。国立公文書館で貴重な文書に触れ、歴史を感じるこの機会をお見逃しなく!
詳細は国立公文書館の公式ウェブサイトをご確認ください。


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