特別講義「正しい人生選択のためのリテラシー」
2025年6月18日、同志社女子大学現代社会学部の社会システム学科において、ブロードマインド株式会社が特別講義を開催しました。この講義には279人の学生が参加し、与えられたテーマは「正しい人生選択をするためのリテラシー」。本講義では、ライフプランの重要性とそれに伴う金融リテラシーを学ぶことが狙いです。
講義の内容
講義は以下のような内容で構成されました:
1.
成人としての責任とは何か
学生にとって、成人というステータスがもたらす新たな責任感について考えさせられる第一歩。
2.
ライフプランの重要性
自身の人生をどう設計していくか、その計画がどのように将来に影響を与えるのかについての説明。
3.
実際にライフプランを行う
具体的なシナリオを用いて、未来のライフイベントや必要金額を計算する実践的な演習。
4.
日本の現状
経済情勢や金銭トラブルの実態を踏まえた情報提供。
5.
自分自身の人生を考える重要性
単なる理論だけでなく、自分の将来に具体的に向き合わせる内容。
6.
大学生のトラブル事例
実際に発生したトラブルをケーススタディとして取り上げることで、リスクへの意識を促します。
7.
FP(ファイナンシャルプランナー)の需要と将来性
ファイナンシャルプランニングが今後いかに必要とされるかをテーマにしたディスカッション。
講義後の反応
受講後のアンケートでは、受講前にファイナンシャルプランニングに対して「興味がある」と答えた学生が66%でしたが、講義後にはその興味が92%にまで増加しました。これは26ポイントの向上を示しています。
また、来年度から同志社女子大学でファイナンシャルプランニングに関する授業が始まることが決まっており、履修希望を尋ねたところ、「ぜひ履修したい」が34%、「やや履修したい」が48%と、約8割の学生が履修に関心を示しました。これは、自助努力が求められる時代において、ファイナンシャルリテラシーがいかに大切であるかの証拠です。
学生の感想
参加した学生たちは、以下のように講義の内容を受け止めています:
- - ライフプランを立てる際には、仕事や結婚、育児の具体的な金銭面も考慮すべきだと認識した。今後もライフプランを基に未来を考えたい。
- - 結婚式や老後の費用を具体的な数字で想像することで、思った以上に資金が必要だと理解した。
- - 将来への計画の必要性と、それに対する危機感を持つようになった。
- - 大学生のマルチ商法に関するトラブルを通じて、自身も情報の取捨選択に注意を払う必要があると学んだ。
講師のコメント
今回の講義を担当したのは、ブロードマインド株式会社の吉川ゆり子氏。彼女は、「リテラシー向上が必要な現代において、自らの収支やライフイベントにかかるお金をよりリアルに想像できることを目的に講義を行った」と述べています。経済環境が厳しい中、学生に対し、お金のリテラシーを早期に身に付けてほしいとの想いが強調されました。
今後ともブロードマインドは、金融リテラシー向上の活動を続け、自らの人生設計を行うための支援を行っていく構えです。経済的自立が求められる今日において、このような講義は非常に意義のあるものであると言えるでしょう。