空き家を活用した地域づくりの新プロジェクトが始動
一般社団法人Work Design Labが、新たに和歌山県から受託した「令和7年度空き家を活用した複業・起業による関係人口創出事業」のプロジェクトが始まりました。この取り組みは、都市部の人材を地方に呼び込み、空き家を利用した新しい働き方を提案することで、地域の持続可能な発展を目指すものです。
プロジェクトの目的
本業務は、和歌山県内の関係人口を増やし、空き家を利用した複業や起業の新たなモデルを創出することを主な目的としています。特に令和7年度には、南部地域の田辺市と古座川町がフィールドとなり、地域事業者や市町村との連携を強化しながら進められます。
取り組みの内容
和歌山県において、都市部で働いている人材を見出し、選定する作業を行います。
現地の事業者との意見交換の場を設けることで、相互理解を深め、ビジネスの可能性を探ります。
田辺市、古座川町において、選出された都市圏の人材と連携し、具体的な事業を生み出していきます。
事業の成果を報告し、地域と関係人口との交流を促進するイベントを開催する予定です。
今後の取り組み
このプロジェクトは、令和7年10月からのモデルエリアでの現地訪問を皮切りに、地域事業者との意見交換プログラムを行い、10月から翌年の2月まで事業創出プログラムが続きます。そして、成果報告会は令和8年2月に開催され、現地とオンラインで参加者が集まります。
Work Design Labの背景
Work Design Labは、全国で多様なプロジェクトを推進し、特に地方創生に特化した活動を続けてきました。令和5年度からは、和歌山県の関係人口創出プログラムに深く参画し、47都道府県でのネットワークを駆使して、地域の持続可能性を高めるための支援を展開しています。
代表理事の石川貴志氏は、和歌山県の魅力を再発見し、地域の人々の情熱と温かさに感銘を受けていると述べており、空き家の活用と新たな働き方を組み合わせて地域の未来を築いていく決意を語っています。
まとめ
このプロジェクトは、空き家を活用して新たな働き方を提案するだけでなく、地域の持続可能な発展を実現する重要な試みです。Work Design Labと和歌山県のコラボレーションによって、地域社会に新しい風を吹き込み、地方創生のモデルケースとなることが期待されています。今後の活動に注目が集まります。