平塚らいてう賞受賞者
2025-11-07 14:40:12

第19回平塚らいてう賞の受賞者が決定!女性の未来を見つめるきっかけに

第19回平塚らいてう賞の受賞者が決定!



2023年11月7日、東京都文京区にある日本女子大学で、第19回「平塚らいてう賞」の受賞者が発表されました。この賞は、女性の地位向上や社会的包摂を推進する業績を讃えるもので、今年も多くの応募がありました。選ばれた受賞者は、顕彰1件、奨励2件と、大変意義深い成果となりました。

受賞者の紹介



顕彰:DPI女性障害者ネットワーク



顕彰を受賞したのは、DPI女性障害者ネットワークです。この団体は1986年に設立され、女性障害者の権利を守るために活動を続けています。特に、障害を持つ女性が直面する複合的な差別の解消に向けて、法律や政策に対する提言を行ってきたことが評価されました。

彼女たちの活動は、単に権利の保護にとどまらず、国際的な場でもその声を届ける努力をしています。特に、女性差別撤廃条約や障害者権利条約の審査にも関与し、その結果が日本国内の法律改正に反映されるような成果を上げています。

奨励:坂本悠愛 氏



奨励賞を受賞した坂本悠愛氏は、慶應義塾大学で人間科学を専攻している大学生です。彼女は地方出身の女子学生が安心して学べる環境を整えるため、東京都内で女子学生のためのシェアハウスを運営しています。家賃の問題や安全面への懸念が多い女子学生を対象にしたこの取り組みは、現代の社会問題への解決策として注目されています。

彼女自身が大阪出身であり、東京へ進学した経験からこの事業を立ち上げたことは、非常に感動的でまた行動力のある例です。クラウドファンディングを通じて老朽化した空き家をリノベーションし、安価で安全な住環境を提供するという新しい形の社会貢献が評価されました。

奨励:濵田真里 氏



もう一方の奨励賞を受賞した濵田真里氏は、お茶の水女子大学大学院でジェンダー学際研究を専攻しています。彼女は、政治分野でのハラスメント問題に取り組んでいます。特に女性議員を増やすためには、議員自身へのハラスメントをなくす必要があると考え、支援団体「Stand by Women」を設立しました。

この団体は、女性議員や候補者の相談に乗りながら彼女たちを支援し、その活動を広げることを目指しています。濵田氏の活動は、女性の政治参加を促進するだけでなく、さらなる社会的な流れをつくる助けとなっています。

贈賞式の詳細



受賞者の贈賞式は、2025年12月13日(土)12:30から日本女子大学目白キャンパス新泉山館で行われます。これまでの受賞者たちの歩みから新しい気づきを得る場となり、多くの人々が参加することが期待されています。

まとめ



平塚らいてう賞は、女性の社会的地位の向上や、社会の多様性を認識するための重要な指標です。今年の受賞者たちの活動は、女性の未来を切り開くための貴重な示唆を与えてくれます。これからも、彼女たちの活動がどのように展開されていくのか、見守りたいと思います。


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