退職代行からセルフ退職へ!新サービス『セルフ退職ムリサポ!』の実態調査
はじめに
株式会社アルバトロスが運営する退職代行サービス『モームリ』では、新たに『セルフ退職ムリサポ!』を2024年1月15日から開始しました。このサービスは、自分で退職を伝えることが難しいと感じている方を支援するために設立されたものです。退職代行ではなく、自らの力で退職を確定させるサポートをする共同プロジェクトの目的と、実際の退職データを比較検討することが本記事の主なテーマです。
セルフ退職ムリサポ!とは
『セルフ退職ムリサポ!』は、退職を希望するが一人ではなかなかその決断ができない方々に向けたサポートを提供します。特に「退職代行なんて使いたくないけれど、どうしたらよいかわからない」という思いを抱える方にぴったりのサービスです。このサービスがどう機能しているか見ていきましょう。
調査概要
本記事では、『セルフ退職ムリサポ!』と『退職代行モームリ』それぞれの利用者に対するアンケート調査の結果を基に比較を行います。対象者は、両サービスの利用者131名と26,952名のデータを集めました。調査は2022年3月15日から2025年1月31日までの間に行われました。
退職理由とその実態
セルフ退職ムリサポ!利用者の声
ユーザーからは、厳しい労働条件やパワハラに関する声が多数寄せられています。例えば、長時間の勤務や業務の強要、さらには精神的なハラスメントなどが問題として挙げられています。
- - 20代女性(介護業): 夜勤明けにそのまま出勤し、8連勤が当たり前。
- - 30代男性(サービス業): 退職の意思を示すと、何時間も止められる。
これらの例からも、自ら辞めたいと思っているが、引き止められる状況が伺えます。
退職代行モームリの利用者の声
一方、退職代行を利用する方々の声も重いハラスメントを語るもので、深刻な実情が浮かび上がります。
- - 20代女性(教育業): 会長にキスを強要され、拒むと何度も迫られる。
- - 30代女性(農業): 社長から性的な言動を受け、辞めたくても言えない。
このように、自分で退職を選ぶことなく、非常に苛酷な状況に置かれている方もいるのが現実です。
利用経緯と退職理由
分析したデータによれば、セルフ退職ムリサポ!の利用者の約50%は上司からの退職阻止を経験しています。この割合に対し、退職代行を利用する方は約30%にとどまります。自ら退職を決めたいという方々の中には、自身の力での解決を求める強い意志を持った方が多いことが伺えます。
性別・年代別の利用者傾向
調査によると、セルフ退職ムリサポ!を利用する女性は約60%を占めています。この傾向は、退職代行を利用する男性が多いこととは対照的です。また、40代以上の利用者も多く、これは「自分で退職を伝えるべき」という考え方が浸透しているからとも言えるでしょう。
勤続年数の違い
勤続年数を比較すると、セルフ退職ムリサポ!利用者は長く勤めた方が多い傾向にあります。退職代行を利用する方は、多くの場合、入社から半年以内で退職を決めていますが、セルフ退職ムリサポ!利用者は1年以上勤務した方が過半数を占めています。このことからも、長期間働いてきたからこそ自分から辞める決意をする方が多いのがわかります。
まとめ
退職を自分の言葉で伝えたいと考える人の特徴として、女性や30代以上、そして1年以上勤務している方が多いことが分かりました。労働環境や企業文化は変わりつつある中で、今回のデータをもとに企業が自らの労働環境を再確認し、適切なコミュニケーションを図ることが重要です。
セルフ退職ムリサポ!の詳細情報
- - サービス名: セルフ退職ムリサポ!
- - 公式ホームページ: セルフ退職ムリサポ!
- - 運営開始: 2024年1月15日
- - 管理会社: 株式会社アルバトロス
- - 営業時間: 年中無休・24時間対応
- - 公開メールアドレス: info@murisapo.com
- - 料金: 一律15,000円
- - 公式LINE: 公式LINE
この新しい取り組みが、多くの方の労働環境を改善し、より良い社会の構築につながることを期待しています。