昭光通商の挑戦
2025-09-17 08:59:52

昭光通商が目指す漁網リサイクルプロジェクトの全貌と未来

昭光通商が目指す漁網リサイクルプロジェクトの全貌と未来



昭光通商株式会社、東京都港区に本社を置く化学品や合成樹脂などの総合商社が新たなプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、漁網やロープの製造過程で生じる端材をリサイクルし、新たな製品として再生する取り組みです。漁業や工業の現場で発生する端材は、原糸の製造時や編み工程での余剰材、さらには成型不良品など多岐にわたります。これまで、これらの端材は主に産業廃棄物として処分されていましたが、リサイクルへの道筋を探ることが、持続可能な社会の実現に大きく貢献することが期待されています。

プロジェクトの背景



漁網やロープは、海洋資源の保護に欠かせないものであり、その製造工程ではどうしても多くのロスが発生します。廃棄物として処理されるこれらの端材は実際には再利用が可能な素材です。しかし、再資源化にあたっては、材質や色ごとの分別の必要性、再生後の品質確保といった課題が多く残されていました。昭光通商は、これらの課題を克服し、漁網・ロープメーカーやリサイクル事業者との連携を通じて、工程端材を回収・再樹脂化して新たな製品を生み出すというサーキュラーエコノミーの実現を目指しています。

プロジェクトの概要



このプロジェクトでは、回収された端材を再樹脂化して新しい原糸を生成し、そこから再び漁網やロープを製造することが計画されています。さらに、昭光通商は将来的にこれらの再生樹脂を容器やフィルムなどの多様な用途にも展開することを見据えています。環境負荷の軽減を図り、新たなビジネスモデルの構築を目指して進捗を続けています。現在、再樹脂化した素材の品質テストが完了し、商用化に向けた実用化テストも進行中です。

今後の展望



2025年までには再生樹脂を使用した製品化テストを継続し、2026年中頃には漁網・ロープ関連製品の販売開始を計画しています。漁網やロープの基幹素材である原糸は、漁業に限らず、建設、物流、農業、防災など、幅広い産業で活用されています。これにより、環境に配慮した製品の需要も高まっており、今後の展開に大きな期待がかかっています。

プロジェクト責任者のコメント



このプロジェクトに着手するきっかけは、日々廃棄された漁網やロープの端材を目の当たりにする中で、これらを活用したビジネスが可能ではないかと考えたことから始まりました。リサイクルの試みは数多くありますが、ビジネスとして成立させるためにはさまざまな課題が存在します。昭光通商が培った技術と、協力先との関係を強化し、このビジネス化を進めていく所存です。

この取組みはSDGsの目標12「つくる責任つかう責任」や、目標14「海の豊かさを守ろう」に貢献する重要なプロジェクトであり、廃棄されるものを再資源化していくことが、少しでも豊かな社会づくりに寄与できると考えています。

最後に



昭光通商は、今後も持続可能な開発目標に貢献する活動を展開し、環境への配慮を最優先にしたビジネスモデルを追求していきます。私たちの未来に向けて、どうかご期待ください。


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