江戸時代の謎の漂着物『うつろ舟』を展示する国立公文書館
国立公文書館で、江戸時代に漂着したとされる「うつろ舟」の展示が行われます。この展示は、享和3年(1803年)の2月22日に、現在の茨城県神栖市に漂着したこの不思議な舟の挿絵を収めた『弘賢随筆』の原本が展示されるものです。展示は令和8年2月28日(土)から3月13日(金)まで開催され、多くの人々にその実物を観るチャンスを提供します。歴史的な資料として、また謎の漂着物としても注目を集めています。
うつろ舟とは?
「うつろ舟」についての記録によれば、享和3年に常陸国へ漂着したこの舟は、UFOのような形状で描かれています。資料によると、舟の長さは約5.5メートルで、上部はガラス障子、底部には鉄板がはめられていたとされています。また、舟の中には水や食料があり、さらに一人の女性と2尺4方(約60センチ四方)の箱があったと伝えられています。
この描写から、多くの人がこの漂着物に興味を抱き、「本当に異星の物なのか?」という謎とともに語り継がれています。江戸時代の人々がこの出来事をどう受け止めていたのか、実際に見て体感できる貴重な期間となりそうです。
『弘賢随筆』について
『弘賢随筆』は、幕末に活躍した蔵書家・屋代弘賢の手によるもので、全60冊から成る雑稿集です。この資料は、不思議な出来事や奇妙な噂、社会のさまざまな側面を描写したものであり、当時の人々の視点や感性を知るにはもってこいの資料です。この中には、この「うつろ舟」だけでなく、多くの興味深い話が詰まっています。
デジタル展示「漂流ものがたり」
国立公文書館の魅力は、実物展示だけではありません。館の公式サイトでは、遠方に住んでいる方々や来館できない方々のために、約30のデジタル展示が公開されています。「漂流ものがたり」では、うつろ舟を含む日本に漂着した舟についての記録が紹介されています。特に、18世紀初めに三河国で発見された船の積荷や、他国へ漂流した日本人に関する貴重な歴史も掘り下げて見ることができます。この展示は、過去と現代の架け橋となる重要な資料であり、歴史を学ぶ上で大変価値があります。
オリジナルグッズの紹介
また、国立公文書館のショップでは、オリジナルグッズも販売されています。その中でも特に注目を集めているのが、『弘賢随筆』のうつろ舟の図を使用したダブルポケットファイルです。このA5サイズのファイルは、雑誌でも取り上げられた人気商品で、郵送販売にも対応しています。歴史の香りを楽しみながら、実用的なアイテムを手にする機会は、自分へのご褒美としてもぴったりです。
開催概要
- - 開催期間: 令和8年2月28日(土)~3月13日(金)
- - 休館日: 3月1日(日)、8日(日)
- - 開催地: 国立公文書館東京本館常設展示室
- - 住所: 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園3-2
- - アクセス: 東京メトロ東西線竹橋駅下車、1b出口から徒歩5分
- - 開催時間: 午前9時15分~午後5時00分
この行事は、歴史に触れながら新たな発見ができる絶好の機会です。皆さん、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。