LIFULLの生成AI活用
2025-05-14 12:05:12

LIFULL、生成AI活用で業務効率化を実現し新たな取組みを推進中

LIFULLの生成AI活用状況と新たな取組み



株式会社LIFULL(ライフル)は、東京都千代田区に本社を置き、社会課題の解決に向けた事業展開を行っている企業です。この度、同社は経済産業省から「DX認定事業者」として認定され、2023年8月から生成AIの社内活用を強化しています。この施策の結果、2024年度の目標に向けて従業員の91%が生成AIを利用し、業務時間の創出に成功しています。具体的には、約31,600時間の業務時間を削減し、大幅な効率化を実現しました。

生成AI活用の調査結果



2025年はじめに行われた従業員向けのアンケート調査では、624名中91%に相当する567名が「生成AIを活用して業務効率化できている」と回答しました。特に業務時間創出に関しては、全体の4.7%に相当する31,596時間が生成AI活用により短縮されており、これにより組織全体の業務の質が向上しています。

従業員の58.5%が月に4時間以上の時間創出を感じており、総じて業務効率化が急速に進んでいるのが特徴的です。

職種別活用状況



エンジニアやデザイナーの職種では、ほぼ100%の従業員が生成AIを業務オペレーションに取り入れています。他の職種でも4%から20%の活用度向上が見られ、全社的に生成AIの利用が進んでいる事実が確認されています。特に「文章・資料の作成/編集/添削」が人気の活用シーンであり、7割近い従業員がこの機能を使っています。

業務時間創出による効果



生成AIの導入により業務時間を創出できると、業務のコア部分にもっと時間を割くことが可能になります。最近の調査によれば、目標達成に向けた活動の比率が向上傾向にあり、労働生産性の向上も期待されています。

新たな取組み



LIFULLは、引き続き生成AIの利用を促進するために、二つの新たな取組みを開始しました。
1. 利用状況のトラッキングとフィードバック: 社内の生成AIツール(keelai)の利用データを月次で分析し、個別の改善点を把握することで、タイムリーに課題解決を進めています。2025年3月には月間の利用者数が511名となり、使用が広まっていることが明らかです。
2. Chrome拡張機能との連携: 特定業務に生成AIを組み込むことで、使用頻度を高め、業務効率化に寄与しています。たとえば、メールチェック機能や営業日報作成の支援機能が導入されています。

このような新たな試みにより、LIFULLはエネルギッシュな企業文化を醸成し、業務の質の向上に寄与しています。

未来への展望



LIFULLは、「DX認定事業者」としていつでも進化し続け、生成AIを通じた業務改善を目指しています。2024年5月には、株式会社ツクルバとの不動産DXパートナーシップを締結し、生成AIを導入することで不動産業界全体のDX化にも寄与することを目指しています。

このようにして、LIFULLは自社だけでなく業界全体の変革を推進していくビジョンを持っています。生成AIの活用を通じて安定した成長を図っていくことで、より良い未来を築くための一歩を踏み出しています。


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