スタートアップの技術を東京都の課題解決に活かす提案募集
東京都は、令和4年に発表したスタートアップ戦略「Global Innovation with STARTUPS」に基づき、様々な社会課題や行政課題を解決するため、スタートアップとの協働を進めています。今後、令和5年度から「スタートアップによる事業提案制度」を実施し、スタートアップから自らの技術や製品を活用した提案を選考していくことになります。これは、東京都が抱える問題を解決するための新しい取り組みで、多くの新興企業にチャンスを提供します。
制度の概要
この「スタートアップによる事業提案制度」は、社会課題の解決に向けたスタートアップからの提案を受け付け、各都政現場との対話を通じて、具体的な課題を深掘りします。そして、提案内容をおためし導入等を通じて具体化していく仕組みです。これにより、参加するスタートアップは自らの技術が実際に東京都の運営に役立つかどうかを試すことができ、東京都も新しい視点や技術を得ることができます。
提案対象者
提案を行うための条件として、創業から10年未満の法人に限定されています。若い企業がその革新的なアイデアを活かす機会を持つことが狙いです。
募集分野
提案は大きく二つのカテゴリに分かれています。まずは自由提案型で、都政の課題解決に向けた自由なアイデアを募集します。さらに、テーマ設定型では具体的な課題に基づく提案が求められています。具体的なテーマには、結婚・妊娠・出産・子育ての支援、世界に通用する人材の育成、長寿社会の実現、女性の活躍推進、バリアフリー化、起業支援、都市の魅力向上、防災対策、脱炭素社会、デジタルシフトの推進が含まれています。
提案方法
参加を希望する企業は、オンラインの応募フォームを利用して提案を行うことができます。ただし、今年度の提案受け付けは令和8年1月31日までとなっているため、期日を過ぎた提案は来年度予算が必要となります。
詳細情報
この取り組みは「2050東京戦略」にも組み込まれており、スタートアップが成長できる環境を整える重要な施策として位置付けられています。新たなアイデアが東京都の未来を形作る手助けとなることが期待されます。スタートアップの挑戦に、ぜひ注目してください!