NUROモバイルが実現する新しい公的個人認証サービス
東京都中央区に本社を構える株式会社Liquidが、ソニーネットワークコミュニケーションズのモバイル通信サービス「NUROモバイル」に新たな公的個人認証を提供することを発表しました。この新サービスは「ICおまかせパック」と呼ばれ、オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を通じて実現されます。従来の手続きでは、eSIMの新規申し込みには1~2日かかっていましたが、新しいシステム導入により、開通が最短で1.5時間に短縮されることになります。
利便性を向上させるICおまかせパック
NUROモバイルでは、利用者のライフスタイルに合った料金プランを提供するため、低価格で選べるプランが揃っています。また、ICおまかせパックを使えば、ユーザーはマイナンバーカードのICチップを利用し、本人確認をスムーズに行うことが可能。このパックは、ICカードを読むための専用アプリ「LIQUID eKYC」を使用し、最適な判断を自動で行うシステムを備えています。これにより、本人確認の手間を最小限に抑えつつ、ユーザーの実際の端末環境に合わせたチャネルを選択することができます。
さらに、今後は公的個人認証に加え、ICチップと顔認証による確認方法も導入する予定です。このような新たなサービスの導入により、ユーザーはより便利で安全なオンライン手続きを享受できるようになります。
NUROモバイルのサービス概要
NUROモバイルは、格安SIM・スマホサービスの中でも特に注目されているプロバイダです。提供されるプランには、「バリュープラス」と呼ばれる低容量型や、「NEOプラン」といった高品質な通信を実現するプランがあります。この「NEOプラン」では、SNSの通信量がカウントフリーで利用できるという特典もあり、若年層を中心に人気を集めています。さらには、「かけ放題ジャスト」といった通話定額オプションも選択可能で、様々なニーズに応えるサービス展開が特徴です。
LIQUID eKYCの市場シェア
Liquidが展開する「LIQUID eKYC」は、オンライン契約や口座開設時に必要な本人確認を、すべてオンラインで完結させる画期的なサービスです。このシステムは、運転免許証やマイナンバーカードを用いた確認を行い、自撮りの顔写真との照合も実施されます。これにより、ユーザーは手間を省きながら安全に身元確認を行うことが可能です。また、年齢確認などにも対応しており、幅広い利用が可能です。現在までに、累計で約1.3億件の本人確認件数を記録しており、多くの企業がこのサービスを導入しています。
Liquidのビジョンと今後の展開
株式会社Liquidは、生体認証技術を利用したオンライン認証をさらに進化させることを目標にしています。約80億人全ての人々が、ストレスなく多様なサービスを利用できる社会の実現を目指しています。今後の展開としては、金融および携帯電話契約、不動産取引などの分野において、より一層の利便性向上とセキュリティ強化を図る予定です。市民の生活をより豊かにするための技術革新が期待されています。また、公的個人認証の手続きが簡素化され、即時開通が可能になることで、ユーザーにとっても大きな魅力となるでしょう。
どんどん進化していくNUROモバイルとLIQUIDの新戦略、今後の展開が非常に楽しみです。