東京、AgriTechの新潮流
2025-05-01 14:58:08

東京が舞台に!Food/AgriTech Seed Acceleration Program始動

東京が舞台の新たな挑戦



東京都内で、次世代の食を支えるための新しい取り組みが始まります。それは「Food/AgriTech Seed Acceleration Program」です。このプログラムは、CIC Instituteが運営し、東京都の支援を受けて実施されます。特に、食の持続可能性を高めることを目的としたスタートアップ3社が採択されました。

持続可能な未来を目指して



今回のプログラムに参加するスタートアップの中でも注目すべき企業は、冷蔵技術を使って生鮮品の鮮度を長期間維持する「株式会社Cool Innovation Japan」です。この会社は、90%以上の高湿度環境をコントロールできる冷蔵技術を開発しました。この技術により、従来の方法では難しかったダンボールでの鮮度保持が可能となりました。国際海上輸送や冷蔵トラックを通じて、無駄のないコールドチェーンの形成を目指しています。

次に紹介したいのは「合同会社シーベジタブル」です。この企業は、海藻の栽培を通じて、新しい食文化の創造に取り組んでいます。現在、陸上でも可能な「すじ青のり」の養殖技術を用いており、中長期的には「はばのり」や「スーナ」といった珍しい海藻の生産を計画しています。新たな保存方法や加工法を開発し、食卓に新しい選択肢を提供することが期待されています。

最後は「トイメディカル株式会社」です。同社は海藻由来の食物繊維を活用し、塩分の吸収を抑える技術を開発しています。特に、サプリメントや食品添加物を通じて、減塩食を新しい形で提供しようとしています。味を損なうことなく塩分量をコントロールすることで、健康的な食生活を実現するサポートをしています。

広がるフードテックの可能性



これら3社は、このプログラムを通じて愛知県の事業者とも連携し、実証試験を進めていく予定です。また、2025年5月8日には東京ビックサイトで「SusHi Tech Tokyo FOODTECHブース」において、ピッチイベントが行われる予定です。国内外で活躍するフードテックスタートアップが一堂に会し、未来の食品技術についての情報交換が行われる貴重な機会となります。

食のエコシステム形成



「Food/AgriTech Seed Acceleration Program」は、持続可能な社会を実現するための新たな食のエコシステムを構築することを目的としています。国内事業者との協業や新たなプレイヤーとのネットワーキングを通じて、多様な主体が共創し、新しい技術やビジネスモデルが生まれることが期待されています。

CIC Instituteの役割



CIC Instituteは、イノベーションエコシステムの構築やスタートアップ支援を行っており、今回のプログラムはその一環です。地域や国際的な連携を強化しながら、新たな食の価値を生み出す取り組みに活力を与えています。今後も、東京都内のスタートアップとの連携を強化し、持続可能な社会の実現に向けて活動を進めていく予定です。フードテックの最前線に立つ企業たちの挑戦に、ぜひ注目してください!


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