IT職採用トレンド
2025-11-26 13:42:13

2025年上半期のIT技術職求人動向を徹底分析!エージェント採用のトレンドとは

2025年上半期のIT求人動向を徹底分析



circus株式会社は、人材紹介プラットフォーム「circusAGENT」に掲載されたデータを元に、2025年(4月〜9月)のIT技術職におけるエージェント採用動向に関する調査を行いました。本調査は、ITエンジニアやPM・PdM(プロジェクトマネージャー、プロダクトマネージャー)の職種に焦点をあてています。ここでは、採用市場の最新トレンドや求職者に向けたインサイトをまとめました。

1. 調査の背景と目的



本調査は、IT業界の採用動向を理解し、求職者と企業の双方がwin-winとなる情報を提供することを目的としています。この報告書では、ITエンジニア職とPM・PdM職についての実績データを用いて、具体的な採用活動の傾向を掘り下げていきます。

調査概要


  • - 分析対象: ITエンジニア職・PM・PdM職
  • - 期間: 2025年4月1日〜9月30日
  • - データ提供元: circusAGENT

2. 採用要件の動向



経験者・未経験者の求人割合



調査により、業界によって求められる経験要件が大きく異なることが明らかになりました。コンサルティング業界とIT・Webサービス業界では、特にPM・PdM職において経験者を求める傾向が顕著です。この業界では、PM・PdM職の82.6%が経験者向けの求人であるのに対し、未経験者を対象にした求人は尊重されていません。

一方で、SIer(システムインテグレーター)や人材BPO業界では未経験者の採用が積極的であり、特にITエンジニア職では57.1%が未経験者を受け入れる動向にあります。これは、ポテンシャル重視の採用戦略が影響していると言えるでしょう。

学歴に関する傾向



IT・Web業界では、スキルを重視し、例えばITエンジニア職では42.5%、PM・PdM職では48.4%が学歴不問という結果が出ました。このように、スキルを重視する姿勢が業界全体に広がっています。しかし、コンサルティング業界では大卒以上を求める傾向が強く、業種ごとに異なる採用方針が見られます。

3. 待遇に関する動向



年収の中央値



PM・PdM職の年収中央値は720万円と高水準となっており、特にIT・Webサービス業界は925万円と最高額を記録しています。これに対し、ITエンジニア職は475万円となっており、これらのポジションでは、経験者と未経験者で約170万円の差が生じています。これは、専門性が求められる職務においては、経験が重視され、その成果が給与に反映されるという現実を示しています。

4. 採用コストの動向



紹介手数料についても言及が必要です。例えば、PM・PdM職の紹介手数料は年度により突飛して高騰しており、31.4%を超えることが分かりました。これは、専門性の高い職種であることと企業がその獲得に力を入れているためです。同様にITエンジニア職においても、経験者向けの採用では高い手数料が設定されており、経験を重視する姿勢が明確になっています。

5. 総括



今回の調査で分かるように、IT業界の採用戦略は、業界により明確な違いが見られます。特にSIer・通信業界では未経験者を重視し、コンサルタントやIT・Webサービス業界では即戦力の経験者を求める姿勢が顕著です。これにより、企業は必要な人材を得るために異なる戦略を構築していると言えるでしょう。今後もこのような調査を通じて、採用市場の変化をウォッチしていきます。


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