村上春樹ライブラリーの挑戦
2025-11-10 11:16:35

村上春樹ライブラリーが新たなジャズの祭典に挑戦!

村上春樹ライブラリーが新たなジャズの祭典に挑戦!



早稲田大学国際文学館(通称:村上春樹ライブラリー)は、この度、「文学とジャズで世界をつなぐ」という趣旨のクラウドファンディングを立ち上げました。このプロジェクトの第一目標は400万円で、2025年11月から半年間開催される「女性ジャズフェスティバル」の運営資金を募ります。支援の受付は2025年11月10日から2026年1月31日まで行われます。

村上春樹ライブラリーの使命

早稲田大学国際文学館が誕生した背景には、著名作家・村上春樹氏が提供した貴重な文学資料があります。このライブラリーは、国際文学や翻訳文学に関心を寄せる読者や研究者にとって貴重な資源となることを目指しています。特に、村上春樹文学を中心に、国際的な文学文化交流を促進する場所として機能しています。

また、従来の図書館や文学館では得難い、多彩なイベントやアートパフォーマンスが特長です。アーティストや作家によるトークイベントや朗読会、パフォーマンスなどが展開されており、文学と文化の多様性が交差する場を提供しています。村上春樹ライブラリーは、文学と音楽の融合という目標が、訪れる人々に新たな価値をもたらすことを期待しています。

継続的な支援の必要性

これまでにも多くの無料イベントや展示が行われてきましたが、これらはすべて寄付によって支えられています。大学の予算は教育と研究のために使用されるため、このような文化活動には寄付金が不可欠です。これまでの支援者は約2,700名にのぼり、感謝の意が表されています。

しかし、今後も同様のイベントを行うには、年間約3,000万円の資金が必要です。このため、「文学とジャズで世界をつなぐ」プロジェクトは、より多くの方にライブラリーの活動内容を理解してもらい、支援を募る狙いを持っています。

女性ジャズフェスティバルの概要

2025年11月から2026年4月に開催される女性ジャズフェスティバルでは、音楽における女性の役割や表現の歴史に焦点を当てます。多くのイベントが参加者を迎え、音楽を通じた社会的問いかけを行う機会を提供します。

主なプログラムには、
  • - 黒人女性の文学とジャズ展(11月13日~4月19日)では、黒人女性の文学とジャズの関係を探る展示が行われます。
  • - 国際学術シンポジウム(11月29日)では、女性奏者がどのように音楽界で挑戦し続けているかを議論されます。
  • - ブッククラブ(12月1日)には、音楽とジェンダーに関する良書を紹介し、参加者同士で意見交換を行います。
  • - 大西順子とヤマザキマリのコンサート&トーク(3月3日)は、女性ジャズフェスティバルの目玉イベントとして、自由な表現の重要性を多くの人々に伝える機会となります。

このクラウドファンディングでは、支援の対価として多彩なリターンも用意されています。
ここには、コンサートの招待席の他、村上春樹氏のサイン本やオリジナルトートバッグなども含まれます。特に学生向けには、無料招待席も設けられ、本物の文化芸術に触れられる機会が提供されます。

ライブラリーの未来と支援のお願い

快速な変化が求められる現代社会において、文学と芸術は人々がつながり合う重要な手段です。麻生館長は、
>「本物の芸術に触れ合いながら、新たな物語を作る場を提供したい」との希望を語ります。

佐久間副館長は、
>「このフェスティバルは、芸術の包括性を促進し、偏見なく発表できる環境を築く一歩です」と述べています。

クラウドファンディングを通じて、より多くの方にこの挑戦を支えていただきたいと願っています。みなさんの力が、村上春樹ライブラリーの活動をより豊かにし、新たな文化の創造に寄与します。皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。


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