AI共創と人材育成
2025-05-15 16:36:15

AI共創「ハッカソン2025春」で次世代人材育成に貢献するサークレイス

ハッカソン2025春への取り組み



2025年2月26日から28日まで、神戸市で開催されたAI共創イベント「ハッカソン2025春」に、サークレイス株式会社が積極的に参加しました。このイベントでは、企業のメンターと学生たちが一緒になって、AI技術を用いた社会課題の解決に挑戦しました。サークレイスは、実務経験からの知見を共有し、技術的サポートを通じて次世代人材の育成に貢献しました。

イベントの概要



「神戸から世界へ AIから創り出される未来に向けて」で開催されたこのハッカソンは、産官学連携に基づく実践的なプログラムです。参加者には、日本マイクロソフト株式会社や川崎重工業株式会社などの企業が含まれ、また大学生たちも神戸大学や関西学院大学などの名門校から集まりました。この協力体制は、AIの利活用の実証と育成を目指しており、参加者たちはそれぞれの専門性や個性を活かして、革新的なソリューションの開発を行いました。

基調講演と開発セッション



初日は、PwCコンサルティングの奥野和弘氏による「AIと未来の仕事」の講演や、神戸市のイノベーション専門官・薮崎ひかる氏が行った「AI時代のスタートアップとイノベーション」に関するパネルディスカッションがありました。これらの講演では、AIの社会やビジネスへの影響、さらには実装に向けた課題について多角的に検討されました。

その後、25名の学生が5チームに分かれ、生成AIや自律型AIエージェント、Microsoft Power Platformなどを活用して、社会課題の解決に向けた開発セッションが始まりました。サークレイスからはGlobal事業本部長の細川やAIスペシャリストの中澤がメンターとして参加し、課題設定、アーキテクチャ設計、UI/UXの検討などに関して実務的なアドバイスを行いました。

成果発表と優れたプロジェクトの紹介



最終日には、各チームがそれぞれの取り組みを発表しました。各発表では、短期間での創意工夫が要所で見受けられました。サークレイスのCRO大崎を含む審査員が、技術的な実現性、社会課題との整合性、UX/UIの完成度、事業化の可能性などを基準に総合評価を行いました。

特に注目を浴びたのは、次の3つのプロジェクトです。

1. Fridge Snap(A班)


関西学院大学、神戸大学、大阪工業大学の学生が協力し、冷蔵庫の食材をAIが自動で認識し、栄養バランスに配慮したレシピを提案するシステムを開発しました。これには食品業界の企業と連携し、商用化を視野に入れた開発が進められています。

2. OshiMone(D班)


京都産業大学、立命館大学、大阪芸術大学の学生が共同で、SNSの投稿を分析し、ファンに最適なイベントや商品情報を提供するAIを設計しました。プライバシー保護にも配慮した設計が評価されています。

3. Harmony AI(C班)


神戸大学、大阪工業大学、大阪芸術大学、立命館大学の学生からなるチームが、ユーザーの価値観に基づいてチームや組織内のコミュニケーションを促進するAIソリューションを提案しました。AIの学習連携により、進化するシステムの可能性を示しています。

サークレイスの今後の展望



サークレイスは、今回のハッカソンで得た技術的な知見や学生との共同の経験を活かし、AI・データ活用支援事業をさらに促進していく方針です。今後も産官学の連携による共創型の取り組みを進め、持続可能な社会の実現に積極的に貢献していく考えです。

企業情報



サークレイス株式会社は、2012年に設立され、2020年には商号変更を行い、現在は東京証券取引所グロース市場に上場しています。自社開発のSaaS製品を通じて、顧客のデジタルトランスフォーメーションやカスタマーサクセスを支援しています。所在地は東京都中央区で、今後の更なる成長に期待が寄せられています。


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