近年、環境への配慮が高まる中で、持続可能な資源活用が求められています。特に、電動車(EV)や風力発電に利用されるネオジム磁石の需要は急速に増加していますが、これに伴い重要な原料であるネオジムの供給リスクも懸念されています。これを受け、代替・補完となる材料の開発が急務となっていることから、ポストネオジム磁石の研究が進められているのです。今回、これに関する最新の動向を解説する特別セミナーが開催されます。
セミナーの詳細は以下の通りです。開催日は2026年6月17日(水)で、時間は13:30から15:30まで。オンラインで受講可能なこのセミナーは、受講料が29,700円(税込)となっており、国立研究開発法人産業技術総合研究所の主任研究員である細川明秀講師が指導を行います。今回はポストネオジム磁石、特にSm-Fe-N(Sm2Fe17N3)磁石に関する最新の研究成果を深掘りします。
セミナーでは、まず永久磁石の基礎と特性を学び、それからネオジム磁石の製造方法や応用例を整理します。次にポストネオジム磁石候補の全体像を把握し、なぜSm-Fe-Nが注目されているのか、その背景を解説します。具体的にはSm-Fe-N磁石の商用化までの歴史や、製造過程で直面する難題、さらには新たなプロセスとしての粉末冶金や冷間塑性加工の取り組みについても紹介します。
セミナープログラムは以下の通り設定されています:
1. 永久磁石材料の基礎とその最近の動向 - 磁気と磁性、ソフト磁性とハード磁性、電動化社会における応用例などをカバーし、ネオジム磁石の特長と製造法を学びます。
2. Sm2Fe17N3磁石の歴史 - この画期的な磁石の誕生から商用利用に至るまでの経緯を解説します。
3. 低酸素粉末冶金プロセス - Sm-Fe-N磁石における課題を克服するためのアプローチを紹介します。
4. 冷間塑性加工の活用 - 新しいアイデアによる緻密化の可能性を探ります。
5. 液相焼結の実績 - 最近の研究成果に基づいた新たな取り組みを展開します。
6. 高性能化に向けた進展 - 更なる性能向上のための最新の研究動向を見ていきます。
このセミナーは、磁石材料に関わる技術者や研究者、モーター技術者などを対象としています。今後、新規に磁石材料の開発に携わろうとする方にも、多くの学びが得られる貴重な機会です。
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