脳神経外科とVR
2025-05-20 08:37:53

新たな教育手法!脳神経外科への関心を高めるVR活用法

脳神経外科教育の新しいアプローチ



2024年4月21日、国際医療福祉大学成田病院の脳神経外科に所属する田中達也先生が執筆した論文が、国際医学誌Cureusに掲載されました。論文のタイトルは「Seeing Is Believing: Real-Life 360-Degree Virtual Reality as a Catalyst for Neurosurgical Interest」です。この研究は、360度実写VR技術を駆使して、医学生が臨場感ある体験を通じて脳神経外科への興味を深めることを目的としています。

VR技術の活用法



本研究では、85名の医学生を対象に、様々な臨床シーンを収録したVR教材を用いました。具体的には、救急処置や手術、血管造影などの現場を体感することができる内容です。実習の前後にアンケートを実施し、VRによる教育効果を測定しました。これにより、従来の講義に比べ、よりリアルな臨床体験が提供され、学生たちの興味にどのような変化が現れるかを検証しました。

研究成果の概要



調査結果を見てみると、VR講義後に脳神経外科に対する関心を持つ学生が22名から52名に増加しました。この結果は、t=6.77; df=84; p<0.0001という統計的な有意性を示しています。加えて、参加した学生の90%以上がVRの没入感や使いやすさ、内容理解のしやすさ、楽しさといった点で非常に高い評価を与えています。このことからも、360度VRがポストコロナ時代における新しい教育手法としての有効性が示唆されました。

協力企業と今後の展望



この研究で用いられたVR教材の開発には、株式会社ジョリーグッドが協力しています。同社は高精度なVRソリューションやAIによる医療福祉向けサービスを手掛けるクリエイティブテクノロジーカンパニーであり、今後は医療福祉分野に留まらず、製造業や建築、物流などの様々な業種における人手不足や指導者不足に対しても貢献することを目指しています。

論文のリンク



本論文の詳細は、以下のURLからご覧いただけます。Cureus論文リンク

お問い合わせ



事業内容やVRソリューションに関する詳細は、株式会社ジョリーグッドの公式ウェブサイトをご覧ください。問い合わせは、電話もしくはメールで受け付けております。


新しい教育手法としてのVRの活用が、医療現場において新たな可能性を生み出しています。今後の展開に目が離せません。


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