新たな地域創生の形を探る
株式会社キッチハイクは「地域の価値を拡充し、地球の未来へつなぐ。」というミッションを掲げ、北海道大学と連携して2025年8月から実証事業を開始します。この取り組みは産官学が協力し、地域課題の解決を目指すモデルケースを創出することを目的としています。特に注目されるのは、北海道厚沢部町との連携による「保育園留学」の導入です。このプログラムは、地域の資源を活用した教育と探究を通じて、こどもたちの地域理解を深めることを狙っています。
産官学連携の背景
キッチハイクは、自社の提唱するVISION2050に基づき、地域の課題に取り組んできました。近年特に力を入れているのが、家族で地域に長期間滞在する「保育園留学」や「小学生留学」といったプログラムです。これにより、地域と関わりを持つ新しい形の地域活性化を推進しています。
一方、北海道大学もHU VISION2030を掲げ、地域課題の解決に向けた教育と研究の強化を進めています。自治体や企業、他大学との協同体制を強化し、地域に根差した知の創出と人材育成に注力しています。この両者の協力により、地域の未来を支える新たなモデルが生まれることが期待されます。
あっさぶサマーキャンプ2025
この実証事業の一環として、2025年8月に開催されるのが小学生を対象とした探究型サマーキャンプ「あっさぶサマーキャンプ2025」です。本プログラムは北海道大学が全体を監修し、大学の学生がサポートします。参加するこどもたちは、北海道厚沢部町の美しい自然環境の中で、SDGsをテーマにした探究的な学習活動や地元住民とのふれあいを通じて、地域資源を活かした多様なアクティビティを体験します。
また、このキャンプには北海道大学以外の学生も参加する予定で、地域の飲食店や宿泊施設など地元のプレイヤーも巻き込んで、受け入れ体制を整えます。これにより、地域と大学とスタートアップが連携し、持続可能な未来を切り拓く新たなモデルを構築することを目指します。
キッチハイクの今後
キッチハイクでは現在、「第二創業期」と位置付けた新たなメンバーを募集中です。「人生を謳歌する」ことをモットーに、地域活性化や未来創生に熱意を持って取り組みたい方からの応募を歓迎しています。地域の未来を一緒に考え、行動する仲間を求めています。
さらに、キッチハイクの取り組みには、地域の食を届ける「NIPPON LOCAL FOOD GIFT」やこどもたちの未来をサポートする「こどもと地域の未来総研」など、多彩な事業があります。その活動は多くの賞を受けており、地域づくりにおいても注目されています。
まとめ
株式会社キッチハイクと北海道大学の連携により、新たな地域課題解決のモデルが創出されることが期待されます。未来に向けたこの取り組みに関心のある方は、ぜひ情報をチェックしてみてください。地域から生まれる新たな価値を、共に創造していきましょう。