八千代エンジニヤリングと三方よし基金が協力して地域資源の循環を目指す
新たな資金循環の仕組みづくりへの連携
八千代エンジニヤリング株式会社(以下、八千代エンジニヤリング)と公益財団法人東近江三方よし基金(以下、三方よし基金)は、流域スケールでの持続可能な資金循環の仕組みの構築に向けた新たな連携を発表しました。これにより、地域の自然資本や生物多様性の保全といった重要な課題に対処することを目指しています。
連携の背景
現代社会において、自然環境と人々の関わりが薄れつつあります。森や里、川、湖といった自然は、地域の生活や文化と深く結びついていましたが、その関係が疎遠になり、地域の生業や文化が失われつつある現状を懸念しています。これらの問題は無視できないものであり、それぞれの課題が個別に生じているのではなく、相互に影響し合っていることが明らかです。
このような現状においては、単発的な支援にとどまらず、流域という広域の視点から地域の関係性を再評価する必要があります。地域の資源を維持・活用するためには、持続的な資金の流れや伴走支援、評価の仕組みが不可欠です。しかし、現行の体制では、地域で生まれる実践を十分に支える仕組みは整っていないのが現状です。
三方よし基金の役割
三方よし基金は、2017年に設立され、市民772名の寄付を基に運営されています。本基金は、地域課題の解決に向けた多様な資金チャンネルを設計・実装しており、特に東近江市に根ざしたコミュニティ財団としての役割を果たしています。寄付や助成に加え、地元信用金庫との連携による制度融資や休眠預金活用など、地域のニーズに合わせた支援を行っています。
さらに、単なる資金提供に留まらず、地域との対話を重視し、持続可能な成果を目指して取り組みを推進するユニークなアプローチを取っています。
八千代エンジニヤリングの強み
八千代エンジニヤリングは、60年以上にわたる実績を持つ総合建設コンサルタントです。自然資本評価や流域マネジメントへの深い知見を活かし、さまざまな社会課題の解決に向けた試みを行っています。近年ではネイチャーポジティブの実現にも向けた活動に力を入れています。
このように、両者が持つ専門知識や経験が結集することで、寄付や助成を以上に持続的な事業や資金の流れを生み出すための取り組みが期待されます。
今後の展望
主に東近江・愛知川流域で展開されるこの連携は、地域資源の価値化や新たな資金循環の仕組みを生み出すことを目指します。八千代エンジニヤリングと三方よし基金は、地域の自然や人々、文化を支える「志のあるお金」が地域内で流動し続け、持続可能な地域社会の形成を目指していきます。
この取り組みが成功すれば、地域の生活や文化の希薄化が防がれ、未来に向けた新たな発展の道を開くことになるでしょう。持続可能な社会の実現に向けた両者の努力は、今後も注目を集めることとなるでしょう。