加藤製作所、持続可能な未来へ向けた融資契約をみずほ銀行と締結

株式会社加藤製作所は、このたびみずほ銀行と「みずほサステナビリティ・リンク・ローンPRO」の融資契約を結びました。これは、環境に貢献しながら企業成長を促すための重要な一歩であり、サステナブルファイナンスの一環としての新たな試みです。

サステナビリティ・リンク・ローンとは？

この融資の特徴は、借り手が自社のサステナビリティ戦略に則った目標を設定し、その達成度に応じて金利などの条件が変動するという点です。つまり、目標に向けた努力が目に見える形で融資条件に影響を与えるのです。加藤製作所は、環境への配慮や社会的責任を企業活動の中に組み込むことを大いに重視しています。

目指すべき評価指標

加藤製作所は、契約にあたり客観的な基準としてCDP（Carbon Disclosure Project）の気候変動スコアを設定しました。これは、企業等の気候変動対応やGHG排出量削減の状況を評価し、公表するもので、スコアが高いほどその企業の環境配慮が認められることを意味します。融資契約の中には、設定した評価指標を達成した際に金利を引き下げるインセンティブも用意されています。

環境配慮型製品の開発へ

加藤製作所は「優秀な製品による社会への貢献」を企業理念に掲げ、建設機械や産業機械を製造・販売しています。近年は環境配慮が重要な課題となる中、優先的な5つのマテリアリティを特定し、中長期的な視点から施策を実施しています。この契約により、社内の環境意識がさらに高まり、持続可能な地球環境に貢献するための製品の開発や販売が促進されると考えています。

融資の活用と今後の展望

今回の融資額は20億円であり、これを企業成長に繋げる運転資金として活用していきます。加藤製作所は今後もサステナビリティ経営を加速させ、持続可能な社会の実現を目指して事業を展開していく方針です。環境問題は企業のみならず、社会全体の課題でもあります。企業としての責任を果たすとともに、盛り込まれた目標を達成することで、さらなる成長を遂げていく所存です。

会社概要

加藤製作所は、1935年に設立され、東京都品川区に本社を構えています。設立以来、建設用クレーンや油圧ショベルなどを中心に製造・販売を行い、業界内での地位を確立してきました。持続可能な成長を目指して、ようやく動き出した施策の数々が実を結ぶ日を楽しみにしています。

加藤製作所のサステナビリティサイトはこちらを訪れて、より詳しい情報を確認してください。