ネットスターズが新たなステーブルコイン決済技術を開発へ
株式会社ネットスターズ(東京都中央区)は、Circle Internet Group, Inc.の関連会社であるCircle Technology Servicesが提供するクロスチェーン基盤「Gateway」を用いたステーブルコイン決済のマルチチェーン対応技術開発を発表しました。この取り組みは、ネットスターズが掲げるWeb2とWeb3を結ぶ金融のゲートウェイ「StarPay-X」構想に基づいています。
StarPay-X構想とは?
StarPay-Xは、Web3の金融サービスをWeb2のインフラと接続し、社会に実装する取り組みです。これは、店舗決済を通じたマルチチェーン、マルチウォレット、マルチコイン対応を促進することで、Web3を日常生活で使える金融として根付かせることを目指しています。
Web3決済におけるマルチチェーンの重要性
デジタル通貨、特にステーブルコインは、その価格安定性とプログラマビリティから国際送金や決済のカテゴリーで急速に普及しています。しかし、現在のブロックチェーンネットワーク間の断片化は、実際の決済シーンにおける大きな障壁となっています。ネットスターズは、さまざまなキャッシュレス決済手段に対応する統合プラットフォームを提供しつつ、Web3型決済の実現を目指して技術評価を進めてきました。
2026年には羽田空港内の一部店舗で、USDCの決済における概念実証(PoC)を実施する予定です。これにより、実際の決済環境でのステーブルコインの活用点や課題も探求します。
Gatewayの役割
「Gateway」は、Circleが開発したクロスチェーン基盤であり、USDCを複数のブロックチェーンで利用可能にすることで、相互運用性を向上させます。これにより、異なるチェーン間でステーブルコインを容易に活用できるため、複雑な個別統合を避けることができます。本取り組みの中で、ネットスターズはこのインフラをいかにステーブルコイン決済に適応させるかを探る技術評価を行っています。
具体的には、サービスのマルチチェーン対応、拡張性のある決済フロー設計などが含まれます。しかし、注意すべきは、この取り組みが商用ローンチやサービス提供の確約を意味するものではなく、あくまで技術検証と開発に限定される点です。
今後の展望
ネットスターズは、日本を訪れる外国人観光客など多様なユーザーのニーズに応えられるよう、Web3を汲み入れた次世代決済技術の評価を続けます。今後は、日本国内外のパートナーやエコシステムとの技術検証を継続し、特定のシングルブロックチェーンに依存しない決済インフラの設計を模索していく方針です。
会社概要
株式会社ネットスターズは、マルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」を中核に、QRコード決済や各種電子決済、デジタルトランスフォーメーション(DX)サービスを統合的に提供しています。国内外のさまざまな決済手段を一つのプラットフォームで運用できる仕組みを提供し、加盟店の利便性向上とキャッシュレス社会の発展に寄与しています。