東海テレビが「1チャンまつり」で新システムを導入
愛知県名古屋市を拠点に放送している東海テレビ放送株式会社が、2025年10月25日(土)と26日(日)に名古屋・栄の久屋大通公園で行われる「東海テレビ 1チャンまつり」にて、株式会社チッピーのエンゲージメント向上システム「Chipee」を導入します。これは、イベントに来場する人々の「ありがとう」や「応援」の気持ちを可視化することで、社員の働きがいを向上させる新たな試みです。
「1チャンまつり」とは?
東海テレビが毎年開催している「1チャンまつり」は、視聴者への感謝を込めているイベントです。1998年から続くこのイベントは、社員全員が参加し、視聴者とのつながりを深める場となっています。イベントでは、自社制作番組の公開生放送や、地元の高校生によるブラスバンドやダンスのパフォーマンス、さらには限定グッズの販売など、多様な企画が展開されています。その目的は、テレビの楽しさを地域の方々とともに共有することです。
Chipeeの導入背景
近年、東海テレビでは、社員一人一人が自分の仕事に誇りをもち、やりがいを感じることができる環境を整える努力を続けています。業務の中で視聴者と接する機会が限られがちな中、社員が自分の仕事が視聴者の喜びにつながっていることを実感できるような仕組みの構築が求められてきました。その結果、1チャンまつりにおいて、Chipeeを導入することとなったのです。
Chipeeを通じて、来場者の「ありがとう」や「応援」のメッセージが社員の元に届けられます。これにより、社員たちは自分たちの仕事が視聴者に影響を与えていることを実感し、それが彼らの日常業務に対するモチベーションの向上につながります。
参加者とのつながりを深める仕組み
「1チャンまつり」では、来場者が感謝や応援のメッセージを送るための「サンキューカード」が配布されます。このカードには二次元コードが含まれており、アクセスすると専門のページに飛び、自由にメッセージを送信できます。送られたメッセージはイベントの大型スクリーンや特設ホームページに表示され、社員が直接その声を受け取ることが出来る仕組みです。
Chipeeがもたらす新たな価値
株式会社チッピーの代表取締役CEO、山崎令二郎氏は、この取り組みについて以下のように語っています。「共感の力で人と企業のつながりを育むこと」を目指すチッピーは、デジタルの力で「伝えられなかった思い」や「見えない感情」を可視化し、相手の存在や想いを感じることができる関係を構築するための支援をしています。これにより、視聴者と社員との間に新たなつながりが生まれ、地域との関係がさらに深まることを期待しているとしています。
まとめ
東海テレビの「1チャンまつり」におけるChipeeの導入は、社員のエンゲージメント向上だけでなく、視聴者との新たなつながりを創出する取り組みです。テレビ局が地域とどのように結びつき、共感を生み出すか、その鍵がこの新しい仕組みにあるといえるでしょう。地域の方々との信頼関係を深めながら、今後の番組制作や視聴体験がどのように進化していくのか、目が離せません。