徳島市がガバメントクラウドを活用した新たな挑戦
令和7年3月1日、徳島市はテック情報株式会社が開発した「STORK.Gov 共通基盤」の本稼働を正式に開始しました。これにより、県内の基幹業務の運用がより効率的かつ柔軟になり、地域経済の活性化にも繋がると期待されています。
テック情報による基幹システムの恩恵
テック情報は1988年から徳島市の基幹システム構築と運用に携わり続けています。今回の標準準拠システムへの移行に寄与することで、全国的にも先駆けてシステムの本稼働を実現しました。移行の際には、業務に適した方法を用いて設計され、今まで以上にスムーズな運営が可能になります。さらに、テック情報は今後も地域の経済を支えるためのDXを推進していく方針です。
STORK.Gov 共通基盤のユニークな特徴
1. データ連携機能
「STORK.Gov 共通基盤」はオブジェクトストレージを利用して多様なデータ間でのシームレスな連携を可能にします。異なる文字コードを使用しているシステム間でも、文字管理技術により問題なくデータをやり取りできます。
2. 統合データベース管理
住民記録や税、国民健康保険、介護保険など多様なデータを一元的に管理することができるため、事務作業の効率化が進みます。これにより、職員が必要な情報を迅速に照会できる環境が整いました。
3. 職員情報管理
人事システムからの異動データを自動で更新し、アクセス権限もきちんと管理することで、より安全に情報を扱えるようになります。
4. 運用監視機能
アクセスログの監視や異常検知時のアラート機能が備わっており、システムの安定性を確保しています。
5. 継続的なサービス提供
DX推進に向けて、今後のサービス提供の要望にも柔軟に対応する姿勢を示しています。
自治体情報システムの標準化支援
さらにテック情報は、全国の自治体向けに「STORK.Gov 共通基盤」を活用した標準化移行についての相談窓口も設置しました。これにより、他の自治体でもスムーズに標準化が進むことが期待されています。
相談窓口情報
- - メール: stork.gov@tec-inf.co.jp
- - 電話: 088-637-5706
- - FAX: 088-672-6312
会社の概要と今後の展望
テック情報株式会社は1968年に設立され、徳島県内でのシステム開発やITサービスを提供している企業です。このたびのガバメントクラウドによるシステムの本稼働を契機に、地域のデジタル化をさらに一層進めることで、地域社会に貢献していくことを目指しています。詳細は
公式サイトをご覧ください。
徳島市の新しいDX時代の幕開けを、私たちも見守っていきましょう。