ぷらっとホームが「ThingsDAO™」を発表、モノのトークン化を加速する

ぷらっとホーム株式会社が、モノのトークン化を可能にする新たな技術「ThingsToken™」の稼働を記念して、その基盤となる「ThingsDAO™」を正式に発表しました。これにより、現実の物やサービスをデジタル空間に持ち込み、便利に活用できる未来が見えてきます。

ThingsDAO™の仕組み

ThingsDAO™は、モノとそれに関わる様々なシステムやサービス、参加者(投資家や受益者など)を一元的に管理するための分散型自律組織（DAO）です。この仕組みは、あらゆる関係者がリアルタイムで情報を共有し、スムーズな取引を実現することが可能です。これにより、ボトルネックなく多くのモノや人を取り扱うことができ、Web3技術による効率化が期待されます。

ぷらっとホームは、ThingsDAO™を用いて、既存のEthereumコンソーシアムチェーンとともに、Optimismというブロックチェーンのレイヤー2環境での稼働を確認しました。これは、2025年から実施される予定の3つの実証実験においても幅広く活用される予定です。

実証実験とその内容

今後の展望に向けて、ぷらっとホームは以下の三つの実証実験を計画しています：

1. ねぶた祭DAO (2025年7月23日)：Web3技術を使った地域創生を目指します。
2. INTMAXブロックチェーン実証 (2025年8月27日)：国内データセンターにおける実証。
3. NFT技術と生体認証を融合 (2025年10月2日)：ヒトとモノの間のシームレスな体験を提案します。

これらの実験は、ThingsDAOが多様なユースケースにおいて優れた適応性を持つことを証明するものとなるでしょう。

基本特許の取得

さらに、ぷらっとホームはThingsToken™とThingsDAO™関連の技術に関する基本特許も取得しました。これにより、モノがブロックチェーン上でどのように認識され、互換性を持つのかが具体化されます。特に注目すべきは、以下の3つの特許です：

1. IoTデータ流通を実現する技術 (第1特許)：データ通信路とブロックチェーンを組み合わせることで、IoTデータを効率的に活用します。
2. 非金融資産を取り扱うRWA技術 (第2特許)：ブロックチェーンがモノを認識し、非金融領域の現実資産を取り扱うことを可能にします。
3. ThingsToken™とThingsDAO™の技術 (第3特許)：膨大なモノと関係者の情報を関連付け、スムーズな取引を実現します。

ネイティブトークンの発行準備

今後、ぷらっとホームは自社設立の暗号資産関連子会社「Things Revolution株式会社」を通じて、ThingsToken™のネイティブトークン発行に向けた準備を進めます。この動きは、ぷらっとホームが現実資産をデジタル化する新たな時代の到来を目指す一歩となります。

モノのトークン化によって、皆さんの暮らしも大きく変わるかもしれません。ぷらっとホームの取り組みに今後も期待が寄せられます。私たちの生活がどのように進化していくのか、ぜひ注目してください。