次世代の暮らしを提案する実験集合住宅「NEXT21」とは
グローバルベイス株式会社と大阪ガスマーケティング株式会社が共同で、実験集合住宅「NEXT21」において新たな居住実験を始めます。その目的は、未来の都市型集合住宅における環境への配慮や、生活スタイルに合わせたエネルギー利用を実証することです。
「NEXT21」の概要
1993年に大阪ガスが建設した「NEXT21」は、時代の変遷に応じた居住環境の実験を行うために設計されています。過去には、5~6年ごとに異なるテーマのもと、実際にこの住宅に住むグローバルベイスの社員やその家族が、長年にわたり200を超えるプロジェクトを実施してきました。その中には、省エネやCO2削減、都市の緑地復元、さらに多様なライフスタイルに即した住まいの提案が含まれています。
住宅実験の背景
近年、共働き世帯の増加や新型コロナウイルスの影響により、住宅に求められるニーズは大きく変化しています。「家事を楽にしたい」「時間を効率よく使いたい」といった要望が高まり、特にLDKには個別の作業スペースを設ける必要性が増しています。それらの社会的な背景を踏まえ、「ゆるやかにつながるLDK空間」というコンセプトが生まれました。
「ゆるやかにつながるLDK空間」の特徴
この新しいLDK空間とは、家族の交流を促進し、家事動線を効率的にするレイアウト設計が施されています。ここでは、その具体的な特徴を見ていきます。
可変式テーブルユニット
このユニットは、家族との時間と自分だけの時間を心地よく調和させるためのキッチンセットとして設計されています。テーブルは4つに別れることができ、一部は昇降式になっているため、ダイニングテーブルとして利用するだけでなく、ワークスペースや家事スペースにも利用可能です。これにより、各々が自分の時間を持ちながら自然なコミュニケーションが生まれる新しいLDKが実現します。
ランドリー機能のダイニング設置
家事を効率化したいというニーズが高まる中、ガス衣類乾燥機「乾太くん」を使用して洗濯物をスピーディに乾かすことが求められています。しかし、多くの中古マンションでは設置に工事が必要なため、選択肢が限られていました。新たな試みとして内窓を利用して排湿を行い、ランドリー機能(洗濯機と「乾太くん」)をキッチンに配置しました。これにより、家事動線の効率化を図り、使い勝手の良いLDK空間が誕生します。
これらの居住実験では、実際に住まうことで得られる利便性や新たなライフスタイルの提案を行い、今後の生活環境の進化に貢献することが目指されています。グローバルベイスは、こうした新しい価値創造を通じて、新たな生活様式に応じた提案をしていく所存です。
会社情報
グローバルベイス株式会社
- - 設立: 2002年4月
- - 代表取締役社長: 寺田 隆
- - 本社所在地: 東京都渋谷区桜丘町3-2 渋谷サクラステージ SAKURAタワー6F
- - 横浜支店所在地: 神奈川県横浜市西区北幸1-11-15 横浜STビル7F
- - 大阪支店所在地: 大阪府大阪市北区曾根崎1-1-2 JRWD梅新1F
- - ホームページ: グローバルベイス
新しい時代の居住空間の実験が始まった「NEXT21」。未来の暮らしを見つめ直すきっかけになるかもしれません。