東京の企業、東南アジアのセキュリティベンダーと提携し取り組み強化へ
昨今のグローバル化に伴い、デジタル資産の保護が一層重要視されている中、マテリアルグループの子会社であるマテリアルデジタルが、東南アジア最大のセキュリティベンダーであるViettel Cyber Security(VCS)との業務提携を発表しました。この提携は、企業やブランドのサイバーセキュリティの保護を目的としています。
業務提携の目的と背景
本提携は、マテリアルデジタルが2025年1月から開始するサイバーセキュリティ事業「マモレル」の強化を目的としています。企業が直面するデジタルの脅威に対して、より一層質の高いサービスを提供するために、VCSが持つ高度なセキュリティ技術を活用することが重要です。VCSは、ベトナム初のサイバーセキュリティ企業として、わずか2年で国内最大級に成長し、500名以上のセキュリティ専門家を擁しています。これにより、マテリアルデジタルは、各種セキュリティサービスを多角的に展開し、顧客にリスクの可視化を提供できるようになります。
サービスの具体的内容
マテリアルデジタルでは、サイバーセキュリティの一環として、健全性チェックを中心に様々なサービスを展開しています。具体的には、脆弱性診断、ペネトレーションテスト、侵害調査、脅威インテリジェンス、レッドチーム演習などが含まれています。本提携を通じて、これらのサービスの質と範囲がさらに広がることが期待されています。特に、企業のサイバー空間でのリスクを迅速に可視化し、対応策を講じる体制が整いつつあります。
各社のコメント
提携に関するコメントが三者から寄せられています。
VCS CEO グエン・ソン・ハイ
「私たちは、マテリアルデジタルとの連携を通じて、日本企業が必要とするツールを提供できることを非常に嬉しく思っています。サイバーセキュリティはますます重要なテーマであり、私たちの技術がその一助となることを願っています。」
マテリアルグループ CEO 青﨑曹
「VCSとの提携は、国際的な評価を持つ技術を日本市場に提供できる貴重な機会です。この連携を通じて、私たちはさらなる成長を目指し、顧客のニーズに応えていきます。」
Cyberzeal CEO 宮原大
「今回の提携は、サイバー犯罪の脅威に対抗する強固な防御を構築するための重要なステップです。各社の強みを結集することで、効果的なセキュリティ対策を実現できると信じています。」
まとめ
今回の提携によって、マテリアルデジタルは、VCSの技術を活かした安全なデジタル環境を日本で提供し、企業のデジタル資産を守る強力な盾となろうとしています。これにより、日本企業は新たな時代のサイバー脅威に立ち向かうための一手を得ることになりました。この動きが今後のデジタル社会の安全性向上につながることを期待しています。