サーモスがブランド『&ONDO』を始動
サーモス株式会社が新たに立ち上げたサブブランド『&ONDO(アンドオンド)』は、2024年よりルームソックスなどのアパレル小物を展開します。グローバル市場での存在感を高めるサーモスですが、単なる商品提供に留まらず、環境にも配慮した快適なライフスタイルを提案する姿勢が際立っています。今回、ブランドの立ち上げリーダーであり自身も靴下ソムリエとして活動する樋田望が、正しい靴下のケア法について解説します。
靴下ソムリエの樋田望
樋田は2010年にサーモスに入社し、様々な製品に携わった経験を経て、ついに『&ONDO』の立ち上げメンバーとなりました。靴下ソムリエという資格を取得した背景には、靴下の生産や技術に関する知識の不足を痛感したことがあります。つまり、良い製品を作るためには、徹底した研究とテストが必要だと感じたのです。
&ONDOの特徴
サーモス独自の技術『極起毛』を採用したルームソックスは、風にあたるとほっこりと温かさを実感でき、快適な履き心地を実現します。この特別な素材の良さを直接体感してもらうべく、実店舗での体験を推奨しています。樋田は「この靴下がもたらす心地よさを、ぜひ店頭で試してほしい」と語ります。
靴下の洗濯法
樋田は靴下の正しい洗濯方法についてもアドバイスをしています。調査によると、57%の人が「表のまま洗う」と回答しましたが、これは実は不正解。靴下は裏返して洗うことが望ましく、これにより内側の見えない汚れも効果的に落とせるからです。さらに、「濃色・柄物は色移りを防ぐために分類しましょう」とも指摘しています。
干し方のポイント
干し方についても、多くの人が「履き口を上に干すか、つま先を上に干すか」で迷っています。樋田は「履き口を上に干すことが基本」とし、その理由は水分がつま先側へ流れやすく、湿気が抜けやすくなるからだと説明します。また、ゴム部分への負荷を減らすことで、靴下の弾性が維持されるとのことです。
日陰干しが基本
靴下を干す際の場所選びも重要です。樋田によると、「靴下は風通しの良い日陰で干すのが基本」であるといいます。直射日光は素材を劣化させるため、早めの乾燥や見た目の保持には日陰が最適です。そして約10~20分だけ直射日光に当てる方法にも言及しており、使い方次第で靴下の寿命を延ばせることを教えてくれます。
知識を活かした商品開発
樋田が行う靴下の研究とその知識は実際の製品開発にも活かされ、詳細までこだわった商品が展開されています。彼は自ら10足以上の靴下を試し、高品質な履き心地を追求してきました。その中から生まれた『極起毛』は、実際に履いてこそその良さを実感できる商品です。
結論
『&ONDO』のルームソックスを長く愛用するためには、正しい洗濯と干し方が欠かせません。そのポイントを知り、日常生活に取り入れることで、靴下をより長持ちさせることができるのです。サーモス株式会社は、単なる商品提供だけでなく、靴下の魅力とケア法を通じて、消費者にとっての価値を高める取り組みを積極的に行なっています。これからの『&ONDO』に注目です。