外国人住民支援の新たな形『スポットおとなりさん』始動!
特定非営利活動法人アジア人文文化交流促進協会(通称:JII)が、東京を拠点に新たな取り組みを開始しました。その名も『スポットおとなりさん』。これは、外国人住民が直面する日常生活の様々な困り事を、単発で支援するためのITプラットフォームです。
新たな支援の形
JIIは、2020年より「おとなりさん・ファミリーフレンド・プログラム(OFP)」を運営し、日本に住む外国人に対するサポートを行ってきました。このプログラムでは、地元のボランティアが外国人住民とペアを組み、半年間にわたって日本語や生活文化についての支援を行っています。しかし、経験を経て多くの人々がこのようなサポートを必要としていることを痛感し、より柔軟な支援が求められるとの声が上がっていました。
そこで新たに立ち上げたのが、『スポットおとなりさん』です。このプラットフォームでは、外国人住民が福祉、教育、医療、ライフラインといった分野において困っている際に、日本人ボランティアが単発で支援を提供できる仕組みを目指しています。
プラットフォームの特長
『スポットおとなりさん』の最大の特長は、迅速かつ柔軟に支援が受けられることです。ボランティアと外国人住民のマッチングを行い、必要とされるサポートが適切に提供される仕組みを整備しています。
1.
迅速なマッチング: お手伝いが必要な瞬間に、即座に支援者と繋がることが可能です。
2.
単発支援: 従来のOFPプログラムが半年の活動期間であるのに対し、こちらはその枠に縛られず自由に支援を行えます。
3.
明確な支援分野: 生活の中で直面する具体的な困りごとに応じたサポートを提供します。
4.
相互理解の促進: 日本人が外国人の抱える問題を理解し、異文化理解を深める良い機会です。
5.
長期交流の可能性: 双方の合意があれば、継続的な支援にも繋げられます。
このプラットフォームの成立には、すでに数百人のボランティアが関わっており、さらにはITエンジニアの技術協力も得て、立ち上げを急ピッチで進めています。
寄付キャンペーンへの挑戦
『スポットおとなりさん』の運営資金は、現在2024年12月24日まで実施している寄付キャンペーンによって集められています。目標金額は200万円で、1000円から寄付が可能であり、クレジットカードや銀行振込を通じて支援を受け付けています。寄付金は、単発支援のためのプラットフォーム開発や活動の安定した運営に役立てられます。
未来の展望
JIIは、単なる外国人への支援に留まらず、日本人と外国人が互いに学び合い、理解を深める場を提供することを目指しています。この、『スポットおとなりさん』を通じて、行政や企業と連携し、より多様性が尊重される社会を実現していく考えです。
私たちの取り組みがもたらす影響や価値を信じ、今後とも、広く社会に受け入れられるよう努力を続けて参ります。
ぜひ、皆様のご支援をお待ちしております。詳細はJIIの公式サイトをご覧ください。
団体名:特定非営利活動法人アジア人文文化交流促進協会
住所:東京都目黒区下目黒5-27-5
代表者:理事長 石川憲彦
設立:2010年