次世代LLM「Syn Pro」
2025-10-23 08:39:09

Upstageが発表!日本生まれの次世代LLM「Syn Pro」とは?

Upstageが日本の未来を切り拓く次世代LLM「Syn Pro」を発表



2025年10月23日、東京において、Upstage AI 株式会社が新型の日本語大規模言語モデル「Syn Pro」を発表しました。これは日本のAI市場に革命をもたらす一歩であり、カラクリ株式会社と協力し、日本国内で開発されたモデルの一つです。その高性能は既に評価され、Weights & Biases Japanが運営するNejumi Leaderboard4において、日本語タスクを対象とした32Bパラメータ未満のモデルとしては堂々の第1位を獲得し、世界トップ20にも名を連ねています。

「Syn Pro」の特長


「Syn Pro」は特に日本の企業および公共機関に威力を発揮するために設計されており、規制や文化背景に徹底的に配慮した言語モデルです。その柔軟性は際立っており、オンプレミス、プライベートクラウド、専用ハードウェアと様々な環境での運用に対応できます。これにより、企業は安心してAIを活用できるデータ環境を築くことが可能となります。

Upstageの日本法人代表取締役である松下 紘之氏は、「Syn Proは日本企業のニーズに応えられる安心して利用可能なLLMです。日本の企業ユーザーが安全にビジネス成果を上げるためのAIを目指しています。」と語りました。金融、医療、法務、行政など信頼性が求められる業界で、AIは単に日本語を理解するだけでは不十分であるとし、真実性やセキュリティ、文化的文脈が求められると説明しました。

1. 安全なAI導入


「Syn Pro」は、安全に導入できる設計が特徴です。企業が必要とする場所に応じて柔軟に展開が可能で、データ流出や外部APIコールを防ぐことができ、特にコンプライアンスやプライバシーが重視される業種に適したモデルです。

2. 日本語に特化した精度


このモデルは、日本のビジネスで重要なニュアンスや文化を深く理解しています。特に保険や金融、法務業界等では、品質と精度が最重要視されるため、信頼性の高いサービスを提供することができるのです。

3. 高性能なモデル構成


「Syn Pro」は32Bパラメータ未満ながら、世界中のより大規模なモデルを凌駕する日本語性能を持っています。特に軽量のインフラで安定した運用が可能で、一際注目されたのは「Reasoning Budget(推論バジェット)」という新機能です。この機能により、タスクに応じて速度と複雑性を柔軟に調整することができ、これが安定した運用を実現しています。

Syn LLMファミリーの拡張


「Syn Pro」の登場により、日本市場向けのLLMファミリーが拡張されます。軽量な環境から高度な推論タスクまで、幅広いニーズに対応できるのが特徴です。また、株式会社日本HPとの共同展示中の「SolarBox」も、日本特有のセキュリティニーズに対応するもので、企業が生成AIを安心して導入できるようサポートしています。

導入対象業界


「Syn Pro」は、さまざまな業界において導入が期待されています。社内で生成AIを展開したいITリーダーや、安全なAIを求める法務・コンプライアンス部門、データ管理を重視する企業や高精度な日本語処理を必要とする公共機関、特定領域向けのAIアプリケーションを構築したい開発者など、多岐にわたります。

Upstageについて


Upstageは、安全性と性能を兼ね備えたAIソリューションを提供しているグローバルなスタートアップ企業で、今後も日本特化型の次世代AIの提供を進めていきます。保険、法律、医療などの分野におけるビジネス価値の創造に寄与し、多くの企業がUpstageのAI技術を活用して、業務の効率化を実現することが期待されています。

詳しい情報は公式サイトをご覧ください。
お問い合わせは、Upstage AI 株式会社まで。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: AI Upstage Syn Pro

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。