岡山大学がダイバーシティとインクルージョンの重要性を体感する業務体験会を開催
2025年11月28日、岡山大学では「グッドジョブセンター業務体験会」が開催されました。このイベントは、障がいのあるスタッフと共に大学象徴であるいちょう並木の落葉清掃を通じて、ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂)の重要性を実感することを目的として行われました。
D&Iデイズの一環として
11月は岡山大学にとって「ダイバーシティ&インクルージョンデイズ」と位置付けられており、様々な活動を通じて地域社会の理解を深める月間となっています。本体験会はその一環であり、昨年度に続く第2回目の開催です。
当日は、岡山大学の学長である那須保友氏や、三村由香里理事をはじめとする教職員、学生、そしてグッドジョブセンターのメンバーなど38名が参加しました。参加者たちは、清掃活動を通じて「共に働く喜び」を感じ、さらには「多様性を尊重することの大切さ」を再認識しました。
清掃活動の様子
いちょう並木は、岡山大学のキャンパスでも特に美しいスポットの一つですが、落葉が多くなってくるとその維持管理が課題となります。そのため、まさに清掃活動は、実践的かつ教育的な意義を持っています。参加者たちはチームで協力し、掃除機やブロワーを使いながら効率的に清掃を行いました。
当日は活気に満ちた雰囲気で、参加者同士がコミュニケーションを取りながら、作業を進める様子はまさに「共に作り上げること」の体現でした。作業が終わった後の達成感は、地域社会への貢献という新たな気づきをもたらしました。
参加者の声
体験会に参加した学生からは、「もっとやりたかった」「とても気持ちよかった」との声が寄せられ、イベントの充実度を示す一因となりました。このような積極的な参加は、今後の取り組みへの期待を高めます。
参加者の中には、自己の成長を感じたり、他者との繋がりを見出したりする方も多くいました。この体験が、彼らの将来の仕事観や社会に対する意識に良い影響を与えることを願っています。
今後の取り組み
岡山大学は、これからも多様性を尊重し、誰もが活躍できる環境作りを目指した取り組みを続けていく方針です。地域の中核的大学として、研究のみならず社会に貢献する活動を積極的に進めていくことが期待されます。
参加者がどのように成長し、この経験をもとにどのように地域社会に貢献していくのか、これからの展開にも注目が集まります。岡山大学のさらなる活動に乞うご期待です。