高校生の創造性が育つ
2025-06-17 15:50:10

武蔵野美術大学、新たな助成事業を受けて高校生の創造性を育成

武蔵野美術大学、新たな助成事業を受けて高校生の創造性を育成



武蔵野美術大学は、2025年度の助成事業として三菱みらい育成財団から支援を受けることが決定しました。このプロジェクトは「Project Tangible ~デザインのチカラで高校生の探究活動を次のステージへ~」と名付けられており、高校生の創造性や探究心を高めることを目的とした教育プログラムです。

助成の背景


一般財団法人三菱みらい育成財団は、次世代を担う若者たちの育成を目指して2019年に設立されました。この財団は、高校や大学、NPOなど様々な教育プログラムに対し、10年で100億円の助成を行うことを計画しています。武蔵野美術大学は、同財団の5つのカテゴリーのうち「カテゴリー3 卓越した能力を持つ人材を早期に発掘育成する『先端・異能発掘・育成プログラム』」に位置づけられ、2025年7月から2026年3月を第1期として助成を受けます。

プロジェクトの目的


「Project Tangible」は、高校生たちがデザイン思考を駆使して問題を発見し、アイデアを創出し、実際に形にして評価を受けるというサイクルを通じて、探究活動をより創造的かつ実践的なものにします。アート・デザイン教育に基づく「タンジブル化する力」を活用し、決して理論だけに留まらず、現実の社会に向き合う能力を育むことが狙いです。

このプログラムでは、参加する高校生が自身の興味やアイデアを具体的な形で表現し、多くの人々に受け入れられ、影響を与えるアウトプットへと昇華することを目指しています。

主な活動内容


この取り組みの中核をなす活動には、以下の3つの柱があります。

1. Tangible Camp
選ばれた高校生チームが合宿形式で探究テーマを深め、大学の教員や専門家と共にアイデアを練り上げる集中プログラムです。

2. Tangible Mentoring
アーティストやデザイナー、大学生のメンターが高校生チームをサポートし、探究成果を実際の形に落とし込む手助けを行います。

3. Tangible Show
高校生たちが創り上げた探究成果を社会に発信し、フィードバックを得る機会を設けます。

これらの活動を通じて、全国の高校との連携を強化し、デザインによる探究の質を向上させるコンソーシアム「探究デザインリーグ」を設立し、教育の場をさらに広げていく計画です。

社会への貢献


武蔵野美術大学は、この助成事業を通じて次の世代を担う若者たちの創造的思考力と実践力を高め、社会全体の発展に寄与できることを強く望んでいます。プロジェクトには、同大学ソーシャルクリエイティブ研究所の研究も組み込まれ、様々な社会問題の解決策を模索する活動が進められていく予定です。

本プロジェクトに関する詳細は、武蔵野美術大学連携共創チームまでお問い合わせください。


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